過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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413:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/16(木) 20:19:49.20 ID:Z6fjuYRs0
だからゼマルディが彼を焼却炉で殴りつけ、あまつさえ花を焼くことに成功したのは……心の底から、単なる偶然の――本当に、偶然の産物だとさえルケンは思っていた。
そう、思ってしまっていた。
悠長に。悠長に……。
彼は定められた最強に寄りかかってしまいすぎていたのだ。
地面に転がりながら、少年はただ目の前の圧倒的な力に震えていた。そこには善も悪も。正義も何もなかった。
それは暴力。
吹雪のような力。
今まで彼が周囲に与えていた、純然たる暴力でしかなかった。
戦闘なんて、本来は一瞬のものだ。
力の差があればあるほど、それは縮まっていく。力と力をぶつけ合い、どちらかがどちらかを通すために、何者かを砕き散らす行為。
それが戦闘。
それが、対決でしかない。


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