502:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/18(土) 19:15:01.92 ID:rIc6JsyG0
『…………君の人格が安定してきた反動で、フィルレインの人格が何か、こう腐敗してきてるのかもしれない。あまりいい傾向ではないね』
『どうすればいい?』
『…………』
503:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/18(土) 19:15:32.97 ID:rIc6JsyG0
『あの餓鬼は魔法を使った?』
問いかけられ、ガゼルはない首を振った。
『いや……ただ、本人も首筋の核の存在には気付いてるみたいだ。本当に、あの子は更紗の眷属なのかい?』
504:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/18(土) 19:16:14.48 ID:rIc6JsyG0
そしてガゼルの上にまたがり、ハンドルを握る。
『外に出れる?』
『出れるよ。今ハッチを閉める』
505:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/18(土) 19:16:54.09 ID:rIc6JsyG0
『星……』
『ん?』
『見えないね』
506:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/18(土) 19:17:19.53 ID:rIc6JsyG0
思わず声が出ない喉を鳴らして、ビクッ、と体を痙攣させる。
『虹、どうした!』
ガゼルに怒鳴られ、虹は呼吸を整えてから言った。
507:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/18(土) 19:19:02.71 ID:rIc6JsyG0
お疲れ様でした。次回の更新に続かせていただきます。
第二章のWikiもまとめていただきました!
あわせてご覧いただければ嬉しいです!!
508:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)[sage]
2012/02/18(土) 20:32:41.33 ID:0BypMhQh0
>>507
乙です。
個人的な希望としては、もう少し句読点を減らし、改行を多くしてもらえると
もっと読み易くなるのではないかと…
509:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/19(日) 16:01:25.68 ID:PLPcklEN0
こんにちは。
ご要望ありがとうございます。
句読点(、。)を減らすのは少し難しいですが、改行は今よりも多く入れるようにしてみます。
510:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/19(日) 16:02:15.15 ID:PLPcklEN0
15 剣の魔法、盾の魔法
「ほ……本当に、この先にドームがあるんですの?」
怪訝そうに燐が聞いてくる。
511:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/19(日) 16:03:05.47 ID:PLPcklEN0
その隣で里が、キュルキュルと脳内ディスクを回転させながら続けた。
「前のドームに戻るという選択肢はありませんか? わざわざ魔法使いが待ち受けているところに、飛び込む必要はないように思えます」
(チッ……)
512:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/19(日) 16:06:05.74 ID:PLPcklEN0
しかし燐は、深くため息をついて、壁にもたれかかってヘッドフォンを弄っていた虹に詰め寄った。
「何とか仰ったらどうなんです? 復讐なんて、悲しいだけですわよ」
虹は虚ろな瞳で、うざったそうに燐を見て、そして、ガゼルの後部から延びているコードを首に刺した。
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