6:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/08(水) 16:12:00.51 ID:A45p+aH70
 「何だ……こいつらも来てたのか」 
  
 「ええ」 
  
 囁くように言葉を交わし、愛寡は疲れたように笑ってみせた。 
  
 「どうした?」 
  
 聞かれ、しかし隻眼の美女はまた……取り繕うように視線を動かしただけだった。 
 膝の感触を後頭部に感じながら、彼は頭をポリポリと掻き、そして手をそっと伸ばして愛寡の頬に触れた。 
  
 「冷えてるじゃねぇか」 
  
 「……」 
  
 「何かあったのか? どうした?」 
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