649:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/21(火) 17:07:59.89 ID:mkVHEDB80
穏やかに呼びかけられ、燐は何度かしゃっくりのような声を上げた後、
黒い空間――何故か全く寒くなく、適温に保たれているそこの中で男に言った。
「里を、里をどうするつもりですの?」
「ドウって……直しテル」
「直るんですの?」
「奇妙な喋り方ヲする娘ダナ。北欧デハそれがデフォルトなのカ?」
功刀と名乗った男は、一度頷いてから視線をコンピューターに戻した。
そして立ち上がり、里の頭から伸びているコード一本一本を点検する。
「ここは……ここはどこですの?」
「取り敢えず座ッタらどうダ?」
燐の質問には答えずに、功刀はスッと前を指した。
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