過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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725:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:41:31.54 ID:o2andqOr0
依然、高熱を出して意識混濁状態が続いている。

最近一人称が変わったことや彼女の挙動からも、
人格分裂が更に進んでいることは明白だった。

以下略



726:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:42:30.14 ID:o2andqOr0
強迫観念から来るものだとばかり思っていたが、
どうもあながち嘘ではないようだ。

魔法使いの核、BMZは一つの精神にしか適応しない。

以下略



727:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:43:54.56 ID:o2andqOr0
具体的な治療法……と言ってもガゼルには、
脳組織の崩壊を緩和させる薬を投与するくらいしか思いつかなかった。

二つの人格を持つ魔法使いなど、聞いたこともない。

以下略



728:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:44:57.03 ID:o2andqOr0
「あんた達を敵にしたいわけじゃないが、
何……ドームを渡り歩いてるって? 
キャラバンでもなさそうだし、ここにはどうやって進入した? 
三年前はいざ知らず、ここに入ってこれる奴がいるとは思えない。
少なくとも正気の沙汰じゃないな」
以下略



729:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:45:44.42 ID:o2andqOr0
ガゼルは制止せずに、黙って彼の背中を見ていた。

「こんな小さな子に憎まれている魔法使いってのは、
一体何をしたんだってな」

以下略



730:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:46:18.09 ID:o2andqOr0
「ただ、一つだけ確認したい」

光学迷彩スーツを弄りながら、彼は続けた。

「その子には、大魔法使いを殺すだけの力があるのか?」
以下略



731:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:47:14.37 ID:o2andqOr0
ない。
とは言えなかった。

勝ち目のない戦いに赴こうとしていることを、
この大人たちが知ったら、
以下略



732:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:47:54.72 ID:o2andqOr0
更紗の時はレ・ダードという最終兵器の後ろ盾があったゆえ、
強攻策に出ることが出来た。

しかし今、虹の声紋をとることが出来ないことから、
レ・ダードは起動できない。
以下略



733:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:48:41.25 ID:o2andqOr0
黙り込んだガゼルを見て、銀は静かに続けた。

「……プランはないんだろう? 隠すことはない。
相手の力が何なのか、その様子を見ると分からないようだしな」

以下略



734:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:49:09.79 ID:o2andqOr0
「……で、だ。何の話だ?」

悠長にそう言ったマルディに、ガゼルは言葉を発しようとして止めた。

銀が進み出て、マルディの前に立ったからだった。
以下略



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