931:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/04(金) 22:45:47.58 ID:NNs5Kzip0
「そういうことじゃ……ないんだよ!」
いきなり怒鳴って、涙は泉に近づくと、
その頬を思い切り手で張った。
思わず更紗と愛寡がビクッとしたほどの剣幕だった。
殴られた泉は、はー……っ、
と息をついて彼女のことを見上げた。
「じゃあどういうことだ?」
「あたし言ったよね? これ以上無駄な
犠牲を出す必要はどこにもないってさ。
言ったよね、確かに。
それともそのちっぽけな脳みその記憶には
もう残ってないかな?
ねえ聞いてなかったの?」
「聞いてたさ。で?」
「やっぱり馬鹿にしてる……
あたしそういうの嫌いだな……!」
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