942:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/04(金) 22:53:17.43 ID:NNs5Kzip0
「でもまぁ、そこであたしが止めないとね。
際限なくなっちゃうから」
「そこがわかんないんだ」
硲は涙と同じようにベッドの上に胡坐をかいて、
低い声で言った。
涙が怒り狂ってから数日。
消滅させたドームから、少し離れた場所に
トレーラーは停泊していた。
次のドームを検索していたが、
中々見つからずに立ち往生していたのだ。
泉は、偶然近くを通りかかったキャラバンの
人間と話をしに出て行っている。
まだ怒っている涙に対して気まずいのか、
更紗と愛寡もそれにくっついていっていた。
「別に止めるのは姉さんじゃなくてもいいんじゃないかな。
姉さん一人が、そんな重圧負うことないんだ」
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