過去ログ - 鑢七実「ここは………どこかしら?」布束砥信「学園都市よ」
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[sage saga]
2013/02/15(金) 21:09:56.92 ID:WQVl3/1X0
それは――――銃だった。
暗く光る漆黒と明るく光る黄色の物体は、奇妙ながらも、この世界の武器で一番のシェアを誇る『拳銃』だった。
ステイルが右手に持つのは自動拳銃。左手に持つのは回転式拳銃。普通の拳銃とは違った、日本刀に使われる和鋼で造られた拳銃。
「奇妙な感じだね。紛れもない拳銃だけど、どっちかと言うと刀を握っている様な感覚だよ」
「そう、まぁ、それはステイルにプレゼント」
「こんなの、本当には宝の持ち腐れなんだけどね―――――」
と、ステイルはその二丁の拳銃を―――否、二本の日本刀をローラに返そうと思ったその時、
自分の脳内に、自然とこの銃の使い方が頭に入ってきた。
そして、これの銘も。
「――――――『炎刀 銃』……」
使用方法は大体理解できた。この刀の特性も、なぜこれがステイル=マグヌスという剣士ではない魔術師を選んだのか。
「ははっ」
そしてステイルの頭には、一つの『計画』が出来上がる。
それはかつてとある奇妙な右手を持つ少年に敗れた奥義の改良案として、また、自分の魔術師としてのレベルをもう一ランク上げさせる為。
それは『炎刀 銃』を使った、まったく新しい魔術の開発だった。
「最大主教」
「なあに、ステイル」
「この刀は…この銃は、科学サイドによって造られたのか。銃火器はあちらの両分だと、思っているんだが」
「いいえ、それは無いとおもいけるわよ。だって、それは魔術師が発見して魔術師の手に渡った物……。なら、それが科学サイドの物であるわけがないけりよ」
そんなこと言ったら、今日世界に出回っているお守りは、工場で大量生産されている物だから、それは科学サイドの物で、魔術サイドが扱ってはいけない、とう事になる。
「なら、これは貰っておく。――――たまにはいい贈り物もしてくれるんだね」
「あら、口説きけるのステイル❤」
「前言撤回。黙れ、燃やすぞ」
毒を吐きつつ、ステイルは部屋を出る。
頭の中は既に新しい魔術の公式でいっぱいだった。この次の日ステイルは目の下にクマを拵えて業務に当たったらしい。
そして、人間を消し炭にする、14歳でルーンを極めた天才魔術師ステイル=マグヌスは口元のニヤニヤを止められずに歩く。
彼が『炎刀 銃』をを持ち、それを利用した超攻撃型ルーン魔術で上条当麻、そして鑢七花と戦うのは、もう遠くない未来の話―――。
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