過去ログ - 憂「ロボットの見る夢」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/02/22(水) 19:03:06.72 ID:qLrKhwQ9o



――ロボットと呼ばれた少女がいた。


彼女は一人で何もかもをこなした。
彼女は一人で生きてきた。
彼女は一人で生きることが出来た。
彼女に出来ないことなど何もない。生まれたての彼女を見た周囲の誰もがそう零した。


それからすぐ、セカイの歯車が止まり、ヒトが吐き出す黒煙が消え果てても。
彼女は一人で生き続けた。彼女にはそれが可能だった。

彼女は自らの歯車だけを一人きりで回し続けた。

なぜならば、彼女に不可能なことなどないのだから。
彼女は一人で何でも出来るのだから。


知識と知恵を駆使し、自らが生きるために必要なものを全て揃え、生み出し、消費し、彼女は生きた。
完全なる自給自足生活。彼女一人きりの世界は、彼女一人だけで全て事もなく回っていた。



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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/02/22(水) 19:04:14.27 ID:qLrKhwQ9o



しかし、彼女にも『心』があった。

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/02/22(水) 19:05:34.54 ID:qLrKhwQ9o


自分以外誰もいないということ。

自分が一人ぼっちであること。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/02/22(水) 19:08:20.01 ID:qLrKhwQ9o



――そうして、何でも出来る彼女は自分に出来ないことに対する一つの答えを導き出した。

以下略



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