過去ログ - とある未来の通行止め その3
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271:ブラジャーの人[saga]
2012/04/14(土) 22:09:55.35 ID:SpLNYcrL0

身を忍ばせながら庭を通って執務室に戻り、パタリロはパソコンの前に座る。さっきの一方通行のように、打ち止めも横に立った。
パタリロは作業を開始する前にふと思い至り、自分が座っていた椅子を彼女に譲った。
それくらいのことはできるのだ。

以下略



272:ブラジャーの人[saga]
2012/04/14(土) 22:12:04.41 ID:SpLNYcrL0

打ち止めが、ミカエルとの邂逅をパタリロに語り、一方通行が残念な勘違いをしていることが判明した。
ミカエルはセクハラをするために現れたわけではないので、これでは大天使が不憫である。とばっちりである。

「でも、どうやってあの人はお風呂での事を知ったの? ミサカはずっと寝てたし」
以下略



273:ブラジャーの人[saga]
2012/04/14(土) 22:14:16.85 ID:SpLNYcrL0

マリネラの静かな夜空を、純白の羽と、黒い羽が舞う。白い輝きを、黒い闇が追っていた。

時々、距離を詰めた一方通行が背中の翼を振るって攻撃を繰り出す。上から落とし、横から薙ぎ、下から切り上げる。
ミカエルはそれを避け、白い翼で防ぎ、払う。
以下略



274:ブラジャーの人[saga]
2012/04/14(土) 22:16:56.85 ID:SpLNYcrL0

いつかの屋上庭園に降り立ち、二人の背中から羽が消える。
一方通行はバッテリーの残量を確認したが、久しぶりに黒い羽を暴れさせる直前とあまり変わっていなかった。

自分のメンタル面と大きく関わっていることは把握していたが、今回は全面的に無礼な勘違いらしいので、
以下略



275:ブラジャーの人[saga]
2012/04/14(土) 22:18:55.75 ID:SpLNYcrL0

「身勝手だけど、それが赤ちゃんなんだな、きっと」

「……………………」

以下略



276:ブラジャーの人[saga]
2012/04/14(土) 22:20:35.01 ID:SpLNYcrL0

いまだ大人の姿を保ったフィガロと一方通行が、エレベーターがある階下までの階段を降りていると、
下からも足音が登ってくる。パタリロと打ち止めだった。

「ケンカは終了かな?」
以下略



277:ブラジャーの人[saga]
2012/04/14(土) 22:21:56.61 ID:SpLNYcrL0

「俺達のガキは、なンか……」
「うん。ちょっと変わった赤ちゃんみたいだね、ってミサカはミサカは今回のトラブルメーカーを諌めるべくポンポンしてみる」

「ふ……、フィガロが言うには、コイツは本能だけの、まっさらな状態らしい。説教が効くかどォだかな……」
以下略



278:ブラジャーの人[sage]
2012/04/14(土) 22:25:11.50 ID:SpLNYcrL0
とりあえずここまで。

危うく「乳と母に挟まれた息子が…」と誤字するとこだった。あぶね。

まじお父さンそっくりよ。


279:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/15(日) 14:09:28.03 ID:TkCuTmIDO
やはり親子なんですねwww


280:ブラジャーの人[sage]
2012/04/19(木) 15:46:56.67 ID:4G7R8cdH0
お久しぶりです。
浜面のせいなのか、私もしばらくローン生活……
仕事も頑張るが、こっちも頑張ります。


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