過去ログ - 朝起きたら女の子になっていた
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201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:20:25.45 ID:4ZjRNQaA0
「お兄ちゃん、もうじき最後の射精、精子君達がはいってくるよ。でも今日は危険日、排卵日やないから妊娠できへん。
 けど、安心してな。さっき言ってた門…『子宮孔』開けたるから。それと卵も受精できるようにスタンバっとくわ。それと」
それ…と?
「これでようやく本当の私が妹として生きていける。この前私言ったよね、『消滅する』って。確かに今までの私は消滅する。
 けどこれからは普通の女の子じゃない、男の感性、能力もある程度備えたある意味完璧な妹として生きていくねん」
以下略



202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:20:51.22 ID:4ZjRNQaA0
これがボクという存在の最後の言葉やったんかもしれへん。
この後ずるずると子宮にむかって魂ごと引きずられていく感じがして、はたっと動きが止まったかと思うと、周りは薄暗い部屋にボクは閉じ込められてた。
その部屋は…人肌よりも暑く、なにかドクドク、と心臓のような音がする。
眼が慣れてきた。周りをもう一度見渡すと…紅い。
血管のようなものがこの部屋一面に張り巡らされていてグロい。
以下略



203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:21:20.45 ID:4ZjRNQaA0
「そないにびっくりせんでもええやん。今までかて不可思議な体験してきたんやから。そんなことよりアレ見てん」
指さす方向をみると…巨大な何かがこの子宮にめり込んで、違う、あれ、おちんちん…
「そうや。んで、その先から勢いよく噴出してる白い液体みたなの見える?まだ遠いから液体にしか見えんやろうけど、あれ精液。
 あ、ちょうどええタイミングや。下見てん」
下を見てみる。何かビチビチ、くねくねと不気味な生き物が近づいてくる。それも一匹だけやない、大量にボクに向かって近づいてくる。
以下略



204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:21:55.93 ID:4ZjRNQaA0
「せやから、あんたは ら・ん・し。卵です。私の力で特別に意識もたせてんの。普通は子宮孔なんて広がることないし、
 めり込んだだけでも激痛なんやけどね。私が痛覚を麻痺させてるから痛みないでしょ?
 通常精子はわずかな数だけしか子宮内に入れず残りは死に絶えるんやけど…こんな風に直接子宮内に射精するから
 精子の生存確率アップ!安心して受精してね、ママ。着床するまでここで見守ってあげるから。」

以下略



205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:22:19.96 ID:4ZjRNQaA0
うあああ!!!!
およそ女性器といえるかどうか判らない、おそらくもう一人のボクが見せたイメージなんだろうけど、その穴に精子が潜り込んできた。
神経が無いためか痛いとか気持ちいいとかそんな感覚はない。
でもそのサイズ、頭の部分だけでもボクのお腹と同じぐらいの大きさがある。当然全部は入りきらずに胴体というか尻尾の部分がはみ出た感じで、
なおもビチビチとボクの奥に突き進もうとしている。
以下略



206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:22:49.69 ID:4ZjRNQaA0
「受胎、おめでとう。これでもう全ては終わり。」
終わりかぁ。
ボクがボクを産む、ってのも、それでもええわ。
「元気な子供になってね」
でも最期にお兄ちゃんの顔は見たかったなぁ…
以下略



207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:23:28.11 ID:4ZjRNQaA0
俺な、昔お前と遊んでたときな、何度も『こいつが妹やったらなぁ』と考えたことがあってん。
 いや、その思いは前が女の子になる寸前まで心に残っとってん。
 別に元々女っぽかったお前に欲情してたわけやないで。兄弟やからわかることってあるやろ?
 どんな極上の女でも満たされへん心の隙間とか、兄弟やからわかりあう、そんなのあるやんか。
 大人の男同士なら酒を一緒に飲んでグチ聞きあって。兄弟やから言える事語り合って。
以下略



208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:23:56.54 ID:4ZjRNQaA0
「…私より…お兄ちゃんの方が大事やって?そんなん…認めへん!妹は女らしい方がいいに決まってるやん!
 けど、そんなこと後まわし。あとで私のほうがいい、ってことに気付くはず。じゃあね!お兄ちゃん!元気な赤ちゃんになってね!」
そう言って妹が消えようとした瞬間。
「!?ちょ、な、何すんの!?放してよお兄ちゃん!」
あいつの足を掴んだ。
以下略



209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:24:23.40 ID:4ZjRNQaA0
あれから数ヶ月がたった。
あいつとの最期の争いでどうなったかのか、記憶はまるであらへん。
ただ、今言えることは私、いや、ボクは存在しているということ。
と言っても妹50%、ボク50%ぐらいの割合やけどね。
それともう一つ、お腹の子供、実は双子らしいねん。
以下略



210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:24:50.82 ID:4ZjRNQaA0
あ、そうそう、妊娠したこと、二人で一緒に両親に告げました。
最初ぶち殺されるのを覚悟してた。
案の定、母さんは泣いて、お父さんはキレてお兄ちゃんの耳掴んで家の奥に連れ込んでいった。
物凄い暴れる音が響く中、母さんが
「別に情けないから泣いてるわけやないねんで。お父さんも私の時も…ううん、もう知ってると思うからこれ以上何も言わんけど、
以下略



211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 05:25:18.50 ID:4ZjRNQaA0
わしっ
頭をわし掴みされた。
そしてそのあと頭を強引やけどぐしゃぐしゃ、と撫でられた。
「わしからはもう何も言わん。言うことなんぞ何も無い。ただな、腹の中の子供だけは無事に産んでくれよ?
 この歳でもう爺さんになってしまうかと思うと悲しくなるが、逆に孫の顔見るんが今から楽しみや。頼むで!」
以下略



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