過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/31(土) 22:42:30.88 ID:FSFT7ye80
椿は脇のバーリェの手を掴んで
無理矢理体の前に突き出し、絆に言った。
「勝負しませんこと? あなたの『出来損ない』と、
私の育てているバーリェ。
どちらが優秀か、比較しませんか?
あなたが勝てば、無論前言は撤回させていただきます」
「その利点が見当たらないが」
「戦闘の訓練をしに来たのではないですか?
そちらのバーリェはまだ起動実験さえも行っていない
と聞きます。丁度いい戦闘相手になると思われますことよ」
暗い笑みを発して、椿は続けた。
「性能を見たいんではなくて?」
「…………」
絆は沈黙してから圭を見た。
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