過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:09:31.11 ID:Xk7rhViu0
「え……?」
呆然として絆は立ち止まり、桜を見下ろした。
「バーリェを作るシステムが起動したから、
死星獣を作るシステムも起動したって……?
そういうことか?」
「はい。そして元老院は、そのシステムを止める方法を
知りません。それ故、システムは暴走を続け、
今ではバーリェでも死星獣でもない個体を作り上げる程に
膨れ上がってしまいました。
バーリェを根絶やしにしない限り、
副作用として死星獣は現れ続けます」
断言した桜の言葉の重みを推し量ることができずに、
絆はしばらくの間沈黙していた。
やがて息をついて首を振る。
「……そのシステムはどこにある?」
「この世にはもう存在しません」
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