過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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607
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:02:55.89 ID:Xk7rhViu0
「はい。あなたは、私達のことを人間と
同じ生き物だと思っているようですね」
彼女は目を伏せて続けた。
以下略
608
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:03:36.28 ID:Xk7rhViu0
そしてテレビの砂画面のようになり、
今度は優の姿が現れる。
優は両手を絆に向かって振って、
嬉しそうに笑った。
以下略
609
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:04:21.54 ID:Xk7rhViu0
『状況が理解できないのは分かります。
ですが、今回は「バーリェ」があなたの「意思」に
コンタクトをとることを決定しました。
私達は、その端末情報から複製された
データの一つに過ぎません』
以下略
610
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:05:09.68 ID:Xk7rhViu0
「そうです」
「死んだら、その情報が核に統合されて
また一つに戻る。
だから、意識生命体として
以下略
611
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:05:42.45 ID:Xk7rhViu0
「私達バーリェは、あなたという一個人に
対して特別な興味を抱いています。
少々お時間をとらせていただき、
一つ質問をしてもよろしいでしょうか?」
以下略
612
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:06:16.87 ID:Xk7rhViu0
「不思議な事に、この子……『圭』は、
それに対して満足しているようなのです。
その理由が、しかし圭自身にもよく分からないようです」
「俺は……」
以下略
613
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:06:56.04 ID:Xk7rhViu0
「誰だって死にたくないだろう。
俺だってそうだ。
生きたいと願うのが当たり前だ。
だから俺は、お前達を守ると決めたんだ」
以下略
614
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:07:32.90 ID:Xk7rhViu0
「理解しようとはしなくていい。
別に理解しなくても、俺はお前達を否定したり、
利用したりはしない。
だから……な? 一緒に、生きていこうよ」
以下略
615
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:08:10.80 ID:Xk7rhViu0
「桜……」
「絆様、お元気でしたか?」
ニッコリと微笑んで、桜は頭を深く下げた。
以下略
616
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:08:48.26 ID:Xk7rhViu0
そして絆の手を引きながら歩き出す。
「……絃様は、世界の持つ歪みに気づいてしまわれました。
元老院の隠している大きな事実を、知ってしまったのです」
以下略
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