過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/24(火) 21:50:38.93 ID:2BLGZ8KQ0
絆は心の中で、駈に唾を吐きかけたい
衝動を無理やり抑え込んだ。
やはりこの男は、危険だ。
夢の中でバーリェ達と会話した内容を、
この男に漏らす訳にはいかない。
絆はだいぶ長い間考え込んでいた。
しばらくして彼は息をつくと、駈に答えた。
「……分かった。大恒王に乗ろう」
「君ならそう言ってくれると思っていたよ」
駈は端的にそう言って、壁から離れて
ゆっくりと出口に向かって歩き出した。
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