過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/24(火) 22:11:06.03 ID:2BLGZ8KQ0
モニターに、彼女の機体がロストしたことを
表す文字が表示される。
「そ、そんな……」
硬直した絆の前で息も継げずに、
戦劫王の高速の斬撃を、霧と純が
受け止めながら後退していた。
「七百番台、前に出なさい! 進んで!」
祈るように純が叫ぶ。
そこで戦劫王の姿が掻き消え、
前に出ようとしていたAADの一機の前に
出現し、肉薄した。
戦劫王の腹部が蠢いて開き、
中の真っ黒な空間が姿を現す。
一瞬後、先程大恒王が発射したスティグマスキャノンに
似た黒い光が、数百メートルもの直径に
ふくれあがってそこから射出された。
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