過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:41:09.37 ID:pjq4rUFZ0
「私達は変えてみせる、変わってみせる!
だからあなたの言う新世界も、
理想郷も、私達には必要ない!
私達は、ただ生きていたかっただけなのに!
ただ好きな人と一緒に、生きていたかっただけなのに!」
絃が動きを止めた。
一瞬後、彼は激昂して操縦桿を握りこんだ。
「やかましいいい! 小娘がああああ!」
しかし、膨張している金色の球体を抱えたまま、
戦劫王はその場に停止した。
「何だ! 何故動かない!」
絃がガチャガチャと操縦桿を動かす。
しかし戦劫王は空中に浮遊したまま、
ピクリとも動かなかった。
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