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2012/03/28(水) 05:38:40.76 ID:2GPEYJFx0
マミ姉の家での生活は、まさに幸福とも言えるべきものだった。
最初はお姉さんと呼ぶことに結構抵抗はあったが、マミ姉は本当に頼れるお姉さんだったので、今では違和感なくそう呼んでいる。
こういった温かくて、充実した生活は、お母さんやお父さんとも送りたかったけど……でも、向こうで二人とも、喜んでくれている気がするんだ。
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2012/03/28(水) 05:40:25.53 ID:2GPEYJFx0
幼なじみの恭介とは、よく他愛のない会話をしたものだ。
昨日のテレビはどうだ、とか、今度のコンクールはどう望む、とか……。
けれど、その日常は……壊れた。
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2012/03/28(水) 06:20:59.46 ID:2GPEYJFx0
お姉さん「ねえ、上条君」
上条「はい」
お姉さん「話は大体分かった。……けれど、君は大事なことをね、二つ、見失っているよ」
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2012/03/28(水) 06:24:02.38 ID:2GPEYJFx0
希望に満ち溢れていた。
みんながお父さまに憧れ、私に憧れた。
幸福だった。
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2012/03/28(水) 06:25:13.99 ID:2GPEYJFx0
???「お姉ちゃん、大丈夫? 風邪、ひいてるの?」ピタッ
織莉子「……子供?」
ゆま「子供じゃなくて、ゆま。……熱がある」
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2012/03/28(水) 06:34:23.49 ID:2GPEYJFx0
キリカ「いきなりゆまが織莉子さんの家に入って、びっくりして追いかけたら……まったく、偶然に感謝だね」
ゆま「お姉ちゃん、大丈夫?」
織莉子「……優しいのね、貴方達」
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2012/03/28(水) 06:46:05.32 ID:2GPEYJFx0
キリカ「……熱は下がったみたいだな。雑炊、食えるか?」
織莉子「ええ……ごめんなさい、私のために」
ゆま「人と人は、助け合う生き物だって、テレビが言ってた」
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2012/03/28(水) 06:46:51.27 ID:2GPEYJFx0
和子「それでは、今日は転校生を紹介します! 暁美さん、どうぞ」
ガララ……
トテトテトテ……
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2012/03/28(水) 06:52:05.30 ID:2GPEYJFx0
モブA「暁美さんって、髪綺麗だよね。シャンプーは何使ってるの?」
モブB「前の学校ってどうだったの?」
モブC「長い間入院してたって聞いたけど、なんで?」
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2012/03/28(水) 06:56:56.96 ID:2GPEYJFx0
さやか「そうそう、自己紹介しなきゃね。私は美樹さやか」
杏子「佐倉杏子だ。まぁ、まずはリラックスが大事さ。食うかい?」っロッキー
さやか「だーかーら! 学校にお菓子持ってくるなっつの! またマミさんに怒られるぞぉ?」
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2012/03/28(水) 06:59:55.76 ID:2GPEYJFx0
織莉子「私は美国織莉子と申します。私も最近転校してきた身ですから、お互い仲良くしていきましょう」
ほむら「あ、はい、ありがとうございます」
杏子「よっし! だったら、今日の放課後はほむらの歓迎パーティだな! お菓子をたんまり準備してやるぜ!」
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