過去ログ - 御坂「めでたしめでたし……って。終る訳ないじゃない」
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[saga]
2012/04/01(日) 15:47:43.01 ID:D5Kx6IWS0
八月十九日において滝壺は『体晶』を服用し暴走状態での能力行使をしている。しかも超能力者相手に。
大きめの組織を駆除する際に『体晶』使用機会はなかったが、今日の仕事で疲労が増したのは確実。
『アイテム』として重要度が高いのは『AIM追跡』という特別な能力を持つ滝壺他ならない。
圧倒的な破壊力を持つ『第四位』麦野の火力も、『アイテム』の活動内において滝壺以上の価値は持ちえず。
極端な話になるが。第四位が使い物にならなくなろうと、替わりは幾人か用意できる。
上位三名やナンバーセブン。もう少し幅を広げれば空間移動系最強でもいいだろう。
超能力者級の使い手は両手程度は確保できる。
それに比べ『AIM拡散力場』に直接介入できる能力者は片手程。大能力まで使いこなせるものは今の時点では滝壺しか確 認されていない。
替わりがきかない。だからこそ滝壺という『使い手』の価値は増大する。
滝壺がいないだけで、学園都市内での内部粛清や治安維持の仕事はその難易度が最上級までになってしまう。
「超能力者のAIM拡散力場を相手にしたんだ。念を入れてあと二、三日は滝壺の回復にまわしたいわね。
あーあ、うまくいかないもんね。滝壺の体調管理を問題なくできる研究畑の人間を私らの下におけると思ったのに」
体調が崩しやすい滝壺が安定するだけで『アイテム』の不安定性は大分欠如する。
やっと、『能力結晶体』と『被験者』をまともに管理できる研究者を確保できたと思ったのだが。
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「布束。あんたの所属が正式に決まった」
自分たちにとって有用であった道具を横取りされた事が少し面白くない。
麦野は不機嫌さを隠しもせずに多少棘が混じった声で、電話の相手から頼まれた伝言を伝える。
「生き延びたスライムどもの世話係」
「……なっ!!」
「なんだ。でかい声でんじゃねーか」
予想外の展開に布束の声が詰った。
『暗部』に落下して以降、言葉らしい言葉を発していなかった布束の大きな動揺の声に、麦野は意外なものを見たと言いたげに眉をあげた。
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