過去ログ - 朋也「ヴァイオリンの音色……?珍しいな……」
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129: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:26:24.60 ID:H1x2My9B0
朋也「これ、歩かせられないのか?」
男「なに、簡単なことさ……」

そう言い放つと、手に再び力を込める。

以下略



130: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:27:09.92 ID:H1x2My9B0
仁科「あぁっ!大丈夫ですかっ?」

仁科が心配そうに男の肩に触れる。

男「あ、あぁ……なんとかな……」
以下略



131: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:28:07.95 ID:H1x2My9B0
男「いや、すまんな。おかげで助かったよ」

場所は、先ほどのファミレス。男が空腹を訴えたので、ここまで引きずってきたのだ。

朋也「すまんな、じゃねぇよ……」
以下略



132: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:29:02.97 ID:H1x2My9B0
往人「ところで、もらうもんをもらっていないのだが……」

手を差し出してきた。

朋也「は?」
以下略



133: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:30:06.41 ID:H1x2My9B0
先ほど、往人が人形劇をやっていた開けた場所まで戻る。

往人「……で、金についてなんだが……」

往人がそう話を始めた。
以下略



134: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:31:10.97 ID:H1x2My9B0
10分ほど往人の動かす人形を見る。

往人「ほい、フィニッシュだ」

最後に大きくバック転をして、自称人形劇は終わった。
以下略



135: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:32:29.26 ID:H1x2My9B0
朋也「あんたじゃねぇ、岡崎朋也だ。そんでもってこいつは仁科りえ。その隣が杉坂望。一番端っこが原田叶絵だ」

順番に指差して、そう教えてやる。

往人「そうか、仁科に杉坂に原田だな。毎度ありっ」
以下略



136: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:34:05.76 ID:H1x2My9B0
すっかり日が暮れた。オレンジ色に染まる町並みを見ながら、広場のベンチに座っていた。

朋也(ちょっと、歩き疲れたな……)

そんな俺をよそに、3人は未だに楽しげに話している。俺の手には、いくつかの買い物袋。
以下略



137: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:36:13.66 ID:H1x2My9B0
仁科「私たちだけが楽しんでいるような気がしたので……。岡崎さんも、楽しめているのかなって」
朋也「俺も充分楽しめたよ。そんなに俺に気ぃ使うなって」

仁科の頭に、手を乗っける。その様子を、いつの間にか話を中断して杉坂と原田が見ていた。

以下略



138: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:37:25.96 ID:H1x2My9B0
原田「それじゃ、そろそろお開きにしますか。ね、仁科、望?」
杉坂「そうだね。ちょっと、名残惜しいけど」

今日の出来事を振り返っているのだろう。寂しげな顔をしながら、杉坂がそう言う。

以下略



139: ◆uOSHePfhFc[saga]
2012/04/02(月) 20:38:54.92 ID:H1x2My9B0
見慣れた帰り道。その道を、仁科とふたりで歩く。

朋也「それにしても、本当に疲れたなぁ……。明日、ちゃんと起きられるかな……」
仁科「岡崎さんなら、起きられますよ」

以下略



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