過去ログ - ほむら「私はあなたを、助けない」阿良々木「……」
1- 20
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/04/06(金) 23:23:03.35 ID:LK9HCvEh0

 しかし、あの黒髪の少女が僕を見る目は当時の戦場ヶ原を思い出す。
僕が彼女(ここでの彼女はそういう意味での彼女だ)にゴミを見るような目で見られていたという点はスルーするとして、なんとなく似ているのだ。

 ――あの問題を抱えていた頃の戦場ヶ原に。

「やれやれ、やっと座れるよ」

「あら、貴女の場合はやっと食べれるよが正解なんじゃないかしら?」

青髪の少女に続いて疲れたように赤髪の、それをからかうように金髪の少女が続けて席に着く。
当たり前だが、彼女達は僕に対して何か言うでもなく、それどころかこっちすら見ていない。それでも、僕はどこか居心地の悪さを覚えてしまう。

「うーん、やっぱりあのドーナッツにすればよかったかな?」

「迷う必要はないわ。私が買っているもの」

結局、席を立つタイミングを失った僕の隣に青、赤、黄、桃、黒のカラフルな女子中学生が集結してしまった。
小心者の僕は隣に誰かが座ったと同時に立ち上がる勇気はない。だから目の前の忍から目を逸らさずにジッとタイミングを――って忍が居ない?

「ふむ、小娘にしては中々いい選択をしおる。どれ、そのオールドファッションを一つ儂に献上しても良いぞ」

「え、あ……」

「何してんだよ!!」

 隣のテーブルに座って、ピンク髪の少女にドーナッツを集っていた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
89Res/70.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice