過去ログ - 桐乃「ねぇ、散歩行かない?」京介「……そうだな、たまには行ってみるか」
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52: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/05/12(土) 02:01:31.60 ID:r+5cwEM4o

手を洗ったかどうか聞いただけで、何で死ななくちゃなんねーんだよ。
桐乃といいあやせといい、なぜそうも簡単に俺を殺したがるのか、一度じっくりと聞いてみたいもんだ。

「ちげーよ! ほら、あそこに屋台が見えるだろ。
以下略



53: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/05/12(土) 02:02:27.82 ID:r+5cwEM4o

俺が一つ目のたこ焼きを食っている間に、桐乃は既に二つ目を食い終わっていた。
そして、三つ目のたこ焼きに爪楊枝を突き刺しながら桐乃が言った。

「ねぇ京介、大学なんか行くのやめて、たこ焼き屋さんになるってのはどう?」
以下略



54: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/05/12(土) 02:03:15.50 ID:r+5cwEM4o

左手にたこ焼きのパック、右手にたこ焼きの刺さった爪楊枝を持っている俺は隙だらけだった。
俺の両手が塞がっているのを見て、桐乃は鼻をクンクンさせながら顔を近付けて来る。

「――本当に嗅いでんじゃねーよ!」
以下略



55: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/05/12(土) 02:04:21.30 ID:r+5cwEM4o

桐乃が一番に麻奈実の名を口にした理由は、俺にもわかる気がする。
もう俺が黒猫と二人きりで会うこともなくなったし、会うときにはいつも俺の横に桐乃がいた。
黒猫に振られて半年が過ぎたが、俺を振った黒猫の本心は未だに俺にはわからない。

以下略



56: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/05/12(土) 02:05:05.07 ID:r+5cwEM4o

免許を取ったら助手席には一番最初に誰を乗せるか、男なら誰でも悩むことかもしれない。
俺には、桐乃しか思い浮かばなかった。
兄貴として格好良いところを見せてやりたいし、何よりも桐乃の喜ぶ顔が見たかった。

以下略



57: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/05/12(土) 02:06:19.64 ID:r+5cwEM4o

本日の投下分を終わります
次回から、桐乃が京介を散歩に誘った理由が徐々に――おっと、これ以上は言えない


58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鳥取県)[sage]
2012/05/12(土) 05:20:59.75 ID:ckuzLL9D0
続き楽しみにしてる


59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/05/12(土) 07:25:12.62 ID:Jm6o65/+o
>「あ、ああああたし、お母さんには陸上部の合宿だって嘘つくから大丈夫」

何この可愛い生き物


60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/13(日) 11:18:22.65 ID:Vv4RGcZno
いいねーいいねー。
情景が思い浮かぶよ。


61: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/05/20(日) 22:58:40.86 ID:Hzwjh5S7o

正直なところ、桐乃がこんなにも喜んでくれるとは思っていなかった。
しかし心配するなとは言ったものの、お袋をどうやって説得するか、まったく策が浮かんでこない。
親父の職業柄、家族旅行なんか滅多になかったわけだし、お袋もそのへんは目をつぶって欲しいもんだ。
どっちにしろ俺の横で今もはしゃいでいる桐乃を見ていると、もう後には引けない。
以下略



62: ◆Koneko/8Oc[sage saga]
2012/05/20(日) 22:59:17.96 ID:Hzwjh5S7o

今日は何かあるんじゃねえかと、俺は桐乃から散歩に誘われたときから薄々感じてはいた。
服装からしていつもの桐乃らしくないし、このままで済むなんて思っちゃいなかったさ。

「話してみろよ。俺も聞いてみねーことには何とも言えねえし」
以下略



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