過去ログ - カルタ「ちよちゃんは蜻さまのことが好きなんだね」
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78: ◆cSsNy1w6Kk[sage]
2012/06/13(水) 18:13:59.00 ID:hsS+4NiU0
カルタ「あっ、あそこにいるの。渡狸だ」

凜々蝶「えっ?」

髏々宮さんが指差した先、川辺には、茶色い髪をした男の子が息を切らして座っていた。
以下略



79: ◆cSsNy1w6Kk[sage]
2012/06/13(水) 18:15:11.42 ID:hsS+4NiU0
僕は屋台の通りのほうに戻り、再び蜻蛉の姿を探し始めた。
太陽がだんだんと傾き始めて、夕方へと時間がたっていく。
早く合流しなきゃ。
……ずっと迷惑をかけている。
僕は、先ほどの、蜻蛉との会話を振り返っていた。
以下略



80: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/13(水) 18:16:51.72 ID:hsS+4NiU0
ヨーヨーすくいの屋台には、許嫁殿の姿はなかった。
どうやらもう、別の場所へと行ったようだな。
さて、どこを探すか。
もうすぐ夕方、逢う魔が時だ。
急いで帰らなければ、許嫁殿が危険だ。
以下略



81: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/13(水) 18:18:39.96 ID:hsS+4NiU0
屋台に並ぶりんご飴は、とても真っ赤で硝子玉のように綺麗だった。
実物は、初めてみる。

「お嬢さん、一個200円だよ」

以下略



82: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/13(水) 18:19:48.33 ID:hsS+4NiU0
やっぱり、怒っている、よな。
それもそうだ、僕が迷子になって、ずっと探させていただろう。
なのに僕は、友人と遊ぶのが楽しくて、……そのときは、あんまり探せていなかったのだから。

凜々蝶「……迷惑かけて、……すまなかった」
以下略



83: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/13(水) 18:21:01.17 ID:hsS+4NiU0
蜻蛉「まあ、いろいろあってな。気にするな!」

凜々蝶「そ、そうか」

蜻蛉「だが、付けている必要性もあまりないな」
以下略



84: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/13(水) 18:24:13.57 ID:hsS+4NiU0
蜻蛉「さて、そろそろ帰るとするか」

凜々蝶「そう、だな」

もう夕暮れか。
以下略



85: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/13(水) 18:25:53.50 ID:hsS+4NiU0
蜻蛉「……」

そのニヤニヤするの、やめないか!

凜々蝶「ふんっ! まあ、そう呼んでくれてもいいだろう……! か、仮にも……婚約者、なんだしなっ!」
以下略



86: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/13(水) 18:27:10.90 ID:hsS+4NiU0
凜々蝶「なっ……!」

蜻蛉「手紙では素直に”蜻蛉さん”と書いてくれるのに……」

は、恥ずかしくていえるわけないだろう……!
以下略



87: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/13(水) 18:29:07.98 ID:hsS+4NiU0
蜻蛉「どした、どした」

凜々蝶「っか……」

蜻蛉「うむ、うむ」
以下略



88: ◆cSsNy1w6Kk[saga]
2012/06/13(水) 18:30:00.20 ID:hsS+4NiU0
多分次で小学生編が終わります。


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