168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 16:45:35.34 ID:CxSeP0vT0
槍を無理やり抜こうとする杏子に向け、距離を取りながらも刀剣を飛ばすさやか。
(その構えは――)
五六本避けたころだろうか。
169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 16:47:44.62 ID:CxSeP0vT0
「マミ!手を出すなっ!このバカは私が止める!」ギリッ
入口から動こうとしない巴マミは、間を置いてさやかに尋ねた。
「ねえ、美樹さん。今日は飛びきりのケーキと紅茶があるのよ。どうかしら。この後――」
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 16:49:17.13 ID:CxSeP0vT0
ガキィイン!ガッ!キンッッ!
「はっ。マミのやつがいたから恐れて攻めに来れなかったのかよっ!」
キンッ!カンッ!カンッ!ヒュォン!
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 16:50:19.97 ID:CxSeP0vT0
(ちぃ、いつ斬られた?……これは本気出さないとやばいな……)
オォオオオォオオオオオォオオオ
「さやかぁ!もう終わりか?」
172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 16:52:29.98 ID:CxSeP0vT0
一方、魔女の結界
オオォオオオオォオオオォオオオ
まどか「……心配だよ……さやかちゃん」ヒュン!!
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2012/05/02(水) 16:56:11.75 ID:CxSeP0vT0
(大丈夫よね。佐倉さん……)タッタッタッタッタ
マミは二人の状況を確認するために、一つ向こうのフロアへ急いだ。
< ポタポタポタ
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 16:57:36.93 ID:CxSeP0vT0
「私は大丈夫だっての」
力を入れるたび、杏子の傷口からは血が流れ出す。
刺さったままのため、回復しようにも回復ができない。
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:03:43.53 ID:CxSeP0vT0
柄でさやかを押し倒した杏子は、ニヤリと笑う。形勢の逆転。
「お前の負けだ、さやか」グググ
そして、柄はさやかの胸の膨らみを歪ませるまでに至った。杏子はさやかに問う。
176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:05:02.71 ID:CxSeP0vT0
「杏子。ごめんね」
さやかは目を擦り、徐に立ち上がった。
手に付着した杏子の血を適当にマントで拭うと、背を向けて歩きだした。
177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 17:05:52.94 ID:CxSeP0vT0
マミは静かに頷き、グリーフシードを放り投げた。
一つは杏子の身体の上に。もう一つはさやかに向かって。
「何の、つもり?」 ブンッ カランカラン
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