過去ログ - 純「ういろう? じゃなくて憂ロボか」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:05:11.15 ID:QIXqOO8O0

梓「悪いけど弱点もなしに攻めたところで奥田さんが憂に勝てるとは思えないよ」

梓が奥田博士を諭す。
沈痛な面持ちで語りかけるあたり、梓もかなりノッている。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:06:13.80 ID:QIXqOO8O0

奥田博士がその憂を叩きながら顎を突き出して得意面になる。

直「名付けて憂ロボです!」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:07:05.46 ID:QIXqOO8O0

直「今のは鳴き声なので意味はないんです」

梓「あ、そうなんだ……」

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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:08:07.80 ID:QIXqOO8O0

奥田博士が突き付けてきたのは三本勝負で、それぞれ数学の暗算と、料理の皮むきと、奥田博士の私生活について、という組み合わせだった。
一番目と二番目も事前に練った感じがありありと臭うけど、とりわけ三番目の勝負のインチキ臭がすごい。
勝負事にしていいのかという出発点で既に怪しい。
きっと憂でなくたって誰も知らないし、別段知らなくてもいいと思う。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:09:06.44 ID:QIXqOO8O0

始められた勝負はひと言で言うなら、せこかった。
奥田博士もっと頑張れ、と言いたい心境にさせられた。
まず暗算だけど、机に問題用紙を広げて数字を睨む憂に対して、「ピ・ポ・パ・ポ」と効果音を出す憂ロボのお腹の蓋がパカッと開いて、中から電卓が出てきた。
この時点で私たちは例外なく「えぇー……」と不満の声を漏らしたけど、更にひどいのは電卓を叩くのが奥田博士自身という人力だったことだ。
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:10:33.99 ID:QIXqOO8O0

次に皮むきとなり、梓もスミーレも私も嫌な予感を隠すこともなく揃って面倒くさそうな顔をした。
その期待を裏切らず、憂ロボのお腹から出てきたのは手回し式の皮むき機だった。
ロボットとか関係なく単なる台所の便利グッズだ。
電卓からこう続くと、一歩間違えれば憂ロボじゃなくて雑貨憂といった方がマシなくらいだ。
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:11:54.82 ID:QIXqOO8O0

それにしてもねぇ。

菫「あのぉ、純先輩。正直憂ロボって必要あるんですか?」

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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:14:25.29 ID:QIXqOO8O0

憂「ふぇぇ〜……」

甚だ疑問が残る結果だけど二本先取された憂が倒れてしまう。

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:15:42.79 ID:QIXqOO8O0

スミーレがどうしましょう、と見つめてきたので適当に乗っておくといいよ、と合図する。
奥田博士が白衣の裾を摘んで、風にはためいているのを演出した。
楽しそう。

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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:16:55.17 ID:QIXqOO8O0

おい、待て。
誰が来たって? 
スミーレが興奮の声を張る。

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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/23(月) 19:18:25.91 ID:QIXqOO8O0

驚いた梓が唯先輩に駆け寄る。

梓「ゆ、唯先輩どうしてここに」

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