過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 19:21:42.40 ID:l/93gnlro

 話を続けようとしたところで、魔法使いの女が俺の肩を叩いた。立ち上がり、彼女の後をついて別室へと向かう。
 おそらくは女の事務室だろう。大きなデスクの上に、大量の書類が散らばっている。

「で、どうするつもり?」
以下略



153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 19:22:22.86 ID:l/93gnlro

「でもガラテアが変化をくわえてるから、ちょっとややこしくなってる」

「どういう意味?」

以下略



154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 19:23:02.44 ID:l/93gnlro

「……どうして? カリオストロの流出を止めないと、世界は滅ぶんだろ?」

「滅ぶよ。でもまあ、わたしはいいんだ。こんな世界がどうなろうと」

以下略



155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 19:24:06.65 ID:l/93gnlro



 
「つまり、こういうことかな」
以下略



156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 19:24:44.58 ID:l/93gnlro

「そうなのかもしれない。マスター、俺はたぶん寂しいんだと思う。
 誰も俺のことなんて気に掛けなくて、誰も俺に優しくなんてしなくて、誰も俺を必要としてない。
 それが心細くてたまらないんだ。そんなふうに出来た世界が怖くてたまらないんだ。
 必要とされたいのかもしれない。……でも、そんなのよりずっと、もう諦めた方が楽なんだ。
以下略



157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 19:25:11.44 ID:l/93gnlro





以下略



158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/02(水) 19:25:43.53 ID:l/93gnlro
つづく


159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/05/02(水) 20:42:43.84 ID:OmVugz9no
1乙


160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:53:40.63 ID:t9IXALoJo




 シラノの話をする。俺が知らないはずの話だ。
以下略



161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:54:04.75 ID:t9IXALoJo

「うざい」

 世の中にはうっとうしいことが溢れている。
 一言で言えば、世の中は「うざい」。
以下略



162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:54:35.90 ID:t9IXALoJo

 彼女は、本当は修学旅行になんて行きたくなかった。
 楽しい思い出になんてなるわけがないと、誰でも分かる。
 誰も自分を助けてくれないと気付いて、絶望的な気分になっていたせいもある。
(彼女が助けを求めなかったせいでもあるが、仮に他の人間が彼女と同じ立場になったとき、助けを求められるだろうか?)
以下略



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