過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/05(土) 18:42:49.24 ID:WJhcYU0IO
>>202
やっと出会えた……

2作目は読んだんだが、それ以来見つけられなかった

以下略



206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/06(日) 18:12:30.58 ID:PB+9q1/Uo
177-4 を押し付け → の押し付け


207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/06(日) 18:13:09.41 ID:PB+9q1/Uo



 
 後輩に居場所を聞くと、彼女は「自分でも分からない」と答えた。
以下略



208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/06(日) 18:14:08.41 ID:PB+9q1/Uo

 どう説明するべきかを迷っているように、彼の視線は俺の顔と目の前の景色とを行き来した。
 そこには家があった。表札がある。郵便ポストがある。庭先に子供用の小さなブランコが置いてあった。
 二階の部屋のクリーム色のカーテンが視界に入った。

以下略



209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/06(日) 18:14:58.93 ID:PB+9q1/Uo

 俺の身の回りに変化が起こったのと同様に、彼女の身にもまた変化が起こった。
 それも、俺のものとは比べ物にならないほどに巨大な変化が。

 俺は夢で見たカリオストロの声を思い出した。
以下略



210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/06(日) 18:17:10.10 ID:PB+9q1/Uo




 雨が降り出したので、後輩を連れて喫茶店に向かった。彼女の家があった場所からは、そちらの方が近かったのだ。
以下略



211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/06(日) 18:17:32.12 ID:PB+9q1/Uo

 俺は後輩に話を聞くことができなかった。
 彼女に何を聞くことができる?
 見間違いじゃないのか、道を間違えたんじゃないのか、気のせいだったんじゃないか。まさかそんな馬鹿げたことは言えない。

以下略



212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/06(日) 18:18:09.12 ID:PB+9q1/Uo

 彼女の目は少し赤くなっていたし、決して平気そうではない(当たり前のことだ)。

 それでも後輩は、あたかも自分は平気だとでも言いたげにホットミルクをすすりはじめる。
 触れれば砕けてしまいそうな、ガラス細工のような作り物の微笑を浮かべていた。
以下略



213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/06(日) 18:18:35.51 ID:PB+9q1/Uo

 俺の懸念とは反対に、彼女の顔色はよくなってきた。血色が戻り、強がりではなく落着きはじめているらしい。

「どうする?」

以下略



214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/06(日) 18:19:52.96 ID:PB+9q1/Uo

「心当たり?」

「友達とか」

以下略



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