過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:34:36.73 ID:mxMnZGlwo

「いたいけな少女に何をするつもりだったの?」

 俺は溜め息をついて大男に話しかけた。

以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:35:15.69 ID:mxMnZGlwo

「ダメだろ? 普通に考えて」

「でも、ダメなのは、知らない人に声を掛けられて着いていくことじゃないですか?」

以下略



94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:35:48.44 ID:mxMnZGlwo

「で、何の話をしてたんだ?」

 俺が問うと、殺し屋は肩を竦めた。

以下略



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:36:12.82 ID:mxMnZGlwo

「わたし、帰ります」

 女の子は殺し屋の方をキッと睨んで舌を出すと、背を向けて公園を出て行った。
 彼女の背中で、赤いランドセルが揺れる。
以下略



96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:36:39.03 ID:mxMnZGlwo

「わたし、先に帰りますね」

 後輩はそういうと、こちらに背を向けてさっさと行ってしまった。
 なぜだか呼び止める気にはならない。
以下略



97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:37:12.42 ID:mxMnZGlwo

「ねえ、アンタって殺し屋なんでしょう?」

「アンタはねえだろ、坊主。まあ、そうだよ。殺し屋だ」

以下略



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:38:46.27 ID:mxMnZGlwo

「どうして人を殺しても平気なの?」

「別に平気じゃねえよ。でも、別につらくもない。結局、俺は自分のことしか考えていないわけだ」

以下略



99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:39:29.98 ID:mxMnZGlwo




「人間なんて、結局ひとりぼっちだな」
以下略



100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/28(土) 21:41:05.29 ID:mxMnZGlwo

 人間は、たしかに孤独らしい。そこはハカセの言った通りだ。
 でも、それはあげつらう必要があるほどの問題だろうか?

 人間は芯のところでは分かり合えない。結局のところ孤独かもしれない。
以下略



101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/28(土) 21:41:51.59 ID:mxMnZGlwo
つづく


102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/04/28(土) 21:56:50.14 ID:+c63hxhZo
おつ


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