過去ログ - River -いつまでも変われないあなたへ-
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:
ちぢれ
[sage]
2012/05/03(木) 23:35:07.77 ID:yoGXwZnsP
家から20分ほど川沿いを歩いて、大きい橋に出た。
この橋を渡れば、俺の高校。
このまま真っ直ぐ川を下っていけば、千沙渡の通う中学校だ。
潤一「じゃ、またな」
以下略
11
:
ちぢれ
[sage]
2012/05/03(木) 23:39:10.46 ID:yoGXwZnsP
橋の中ほどまで歩いて、足を止めた。
欄干の向こうで、川が緩やかに流れている。
朝日を反射させて、まるで何かを祝福しているかの様に、キラキラとその川は光っていた。
以下略
12
:
ちぢれ
[sage]
2012/05/03(木) 23:41:07.82 ID:yoGXwZnsP
俺もこの町に住んで長いから、知っている。
どんなに天気が荒れても、この川は増えも減りもしない。
毎年の様に夏から秋にかけてここにも台風が来るが、下水道が詰まって溢れることはあっても、なぜかこの川は流れを変えない。
確かにこの川は異常だ。
以下略
13
:
ちぢれ
[sage]
2012/05/03(木) 23:43:45.58 ID:yoGXwZnsP
放課後
授業が終わり、今日来た道をゆっくりと帰る。
橋を渡り、川沿いの道を歩いていく。
以下略
14
:
ちぢれ
[sage]
2012/05/03(木) 23:46:10.39 ID:yoGXwZnsP
潤一「はー、今日も疲れた……」
大きく伸びをしながら、俺は地面に寝そべった。
そうして、目の前に広がる空。
オレンジと青のグラデーション。
以下略
15
:
ちぢれ
[sage]
2012/05/03(木) 23:48:32.49 ID:yoGXwZnsP
潤一「いつまで続くんだろうな。こんなこと」
目をつぶって、ひとり物思いにふける。
これは、俺の日課だ。
近所の爺さんがここで犬の散歩をする様に、俺は放課後ここで寝るのを日課にしている。
以下略
16
:
ちぢれ
[sage]
2012/05/03(木) 23:50:25.83 ID:yoGXwZnsP
……。
…………。
………………。
……………………ドスッ!
以下略
17
:
ちぢれ
[sage]
2012/05/03(木) 23:52:16.93 ID:yoGXwZnsP
俺の胸の上で、微かに声を漏らす見知らぬ少女。
しかも、どことなく苦しんでいる様子。
潤一「あ、あのぅ」
以下略
18
:
ちぢれ
[sage]
2012/05/03(木) 23:53:56.10 ID:yoGXwZnsP
静姫「……っ!?」
少女はようやく状況を飲み込めたのか、あわてて俺の上から起き上がった。
潤一「う……」
以下略
19
:
ちぢれ
[sage]
2012/05/03(木) 23:58:40.09 ID:yoGXwZnsP
少女は、俺より2、3歳は年下だろうか。
下はジャージで、上は薄手のパーカーを羽織ったラフな恰好だ。
初めは彼女も何が起こったのか理解していなかったみたいだが、今は少し落ち着いて申し訳なさそうに目を落としている。
以下略
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