100: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/06/22(金) 23:01:00.54 ID:ca1gTGnY0
101: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/06/22(金) 23:01:46.78 ID:ca1gTGnY0
刻命「…………」
なおも無言のまま、目の前にいるであろう"人物"を見詰め続けている。
近くまで初春が歩み寄っているのを気に掛けない素振りで。
102: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/06/22(金) 23:02:34.82 ID:ca1gTGnY0
そこには――人が1人、しゃがみこんでいた。
103: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/22(金) 23:03:17.68 ID:ca1gTGnY0
初春「あ、あの……」
恐る恐る声を掛けてみた。
104: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/22(金) 23:04:10.25 ID:ca1gTGnY0
刻命「気を狂わせて喰らうのだろうな……この廃校は」
初春「…………」
105: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/22(金) 23:04:46.90 ID:ca1gTGnY0
初春(何もできなくて……ごめんなさい)
歩き出す前に、一度だけ振り返ろうとした。
106: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/22(金) 23:05:30.07 ID:ca1gTGnY0
初春「ひっ!?」
一瞬、全身が凍りついた。
怯えの色を露にして、情けない声をあげる。
107: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/22(金) 23:06:00.95 ID:ca1gTGnY0
??「……けれども私達の存在は小さな小さな命の融合体。その場に居合わせた鳥達はいつまでたっても出会えない」
女生徒の口の動きが急に早くなった。
声のボリュームも心なしか大きくなっていた。
108: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/22(金) 23:12:21.87 ID:ca1gTGnY0
本日の投下はここまでです。
なお、>>89のAは刻命が初春を制止して、>>95の6行目以降の流れになるものでした。
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/06/22(金) 23:38:43.12 ID:oJbaO3Aw0
乙です
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/01(日) 10:51:16.13 ID:U3+6BANIO
乙です。相変わらず夜には読めない。
刻命にはこの動き出した女生徒は見えて無いのか?それともまだ振り返っていないだけ?
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