122: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:14:16.51 ID:wjxL0IG/0
123: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:14:56.37 ID:wjxL0IG/0
美琴「人体模型じゃないの。びっくりさせるなっつーの」
正体が分かった"それ"に対して、やれやれと言いたげな視線を向ける。
124: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:15:51.87 ID:wjxL0IG/0
由香「ううっ……」
その正体が分かってなお、怯えきってしまっていた。
体をびくつかせ、今にも泣き出しそうといった様子で、美琴の手を握り締めている。
125: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:16:31.43 ID:wjxL0IG/0
美琴「…………」
何となく――違和感を感じた。
126: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:17:24.89 ID:wjxL0IG/0
しかし、美琴が疑問に抱いたのはそこではなかった。
学園都市の一部の研究機関は、実験やその検証に用いる必要から、そこまで突き詰めて製作された人体模型を所有している。
それこそ、筋肉の研究を主とした機関の場合だと、そうした精巧な人体模型に人間の血液を流し、神経細胞にも電気信号を流しての実験を行っているぐらいだ。
127: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:18:12.57 ID:wjxL0IG/0
この人体模型は、一体何なのか。
何に使われるために造られたのか。
128: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:19:38.87 ID:wjxL0IG/0
由香「いやあああああああああああ!!」
はちきれないばかりの悲鳴をあげた。
1歩、また1歩と後ろずさって。
129: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:20:17.60 ID:wjxL0IG/0
縦、横ともに4列ずつ設置された、16脚の実験机。
そのうち、教室の最後方に並んでいるうち――3脚の机の上。
130: ◆IsBQ15PVtg[saga sage !red_res]
2012/07/17(火) 04:20:58.10 ID:wjxL0IG/0
131: ◆IsBQ15PVtg[saga sage !red_res]
2012/07/17(火) 04:21:27.73 ID:wjxL0IG/0
油で長時間熱せられたのだろうか。
黒みがかった茶色といった具合にまで焼け焦げて。
334Res/214.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。