169: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:57:17.71 ID:wjxL0IG/0
美琴「……これって……」
表情が凍りつく。
息が激しくなり、全身の震えが激しくなる。
170: ◆IsBQ15PVtg[saga sage !red_res]
2012/07/17(火) 04:58:11.49 ID:wjxL0IG/0
すっかり枯れて、縮こまった花弁。
それがカチューシャの軸らしき所に、いくつも貼り付いている。
枯れた花のような飾りをいくつもつけたカチューシャ――さすがにそんな不気味なものを作りはしないだろう。
171: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:58:49.68 ID:wjxL0IG/0
美琴「初春さん……じゃないよね……」
否定するような言葉をぽつりと漏らす。
172: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:59:51.55 ID:wjxL0IG/0
173: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 05:00:55.99 ID:wjxL0IG/0
引き戸は――完全に開ききっていた。
そこに姿を見せていたのは――不気味な大男。
土気色の肌で、表情のない巨漢。
174: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 05:01:56.19 ID:wjxL0IG/0
175: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 05:02:44.74 ID:wjxL0IG/0
美琴「――!!」
走る勢いを落とさないまま、すかさず振り返――ろうとしたが、できなかった。
176: ◆IsBQ15PVtg[saga sage !red_res]
2012/07/17(火) 05:03:17.77 ID:wjxL0IG/0
――燃えていた。
177: ◆IsBQ15PVtg[saga sage !red_res]
2012/07/17(火) 05:03:57.76 ID:wjxL0IG/0
178: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 05:04:52.69 ID:wjxL0IG/0
美琴「ああ゛あっ!!放せっ!!ああああああっっ!!」
体にありったけの電流を発生させる。
電圧がいくらとか、もはや考えることなく。
334Res/214.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。