233: ◆IsBQ15PVtg[sage]
2012/08/13(月) 17:40:57.69 ID:9uRBUW4SO
(暗転の後、背後にゆらめく廃校舎)
234: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/08/13(月) 17:45:34.17 ID:9uRBUW4SO
当然と言うべきか、足が自然と後ろに引き下がってしまう。
235: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/08/13(月) 17:50:25.38 ID:9uRBUW4SO
初春「鍵……みたいですね」
所々に錆が浮いている、古びた鍵。
端の部分が欠けている木の札が鍵に紐で結わえ付けられていた。
236: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/08/13(月) 18:13:12.02 ID:9uRBUW4SO
ためらっていても仕方が無い。
鍵を探す手間が省けたのはおろか、そもそもこうなってやることなぞ一つしかない。
237: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/08/13(月) 18:15:31.56 ID:9uRBUW4SO
初春「…………」
何とか鍵は鍵穴の奥まで入り込んだ。
鍵を折ってしまわないように、力を少しづつ加えながら回す。
238: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/08/13(月) 18:18:13.69 ID:9uRBUW4SO
初春「……ごくり……」
小さく唾を飲み込んで、鍵を引き抜きだす。
先程とは違い、するすると何の手応えもなく、簡単に抜けてしまった。
239: ◆IsBQ15PVtg[saga !red_res]
2012/08/13(月) 18:22:36.87 ID:9uRBUW4SO
240: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/08/13(月) 18:25:51.16 ID:9uRBUW4SO
初春「あっ、ひぃぃ!!」
手にしていた鍵を放り投げ、勢いよく後ろずさる。
241: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/08/13(月) 18:28:34.08 ID:9uRBUW4SO
??「っててて……」
初春「えっ……人……!?」
242: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/08/13(月) 18:49:18.25 ID:9uRBUW4SO
今回の投下は以上です。
有明の帰りの途中で、久しぶりに携帯でチャレンジしましたが……改行など文体的に見づらかったり、おかしなところがありましたら申し訳ないです。
いきなりで失礼ですけど、少しコメ返しをば。
243: ◆IsBQ15PVtg[sage]
2012/08/13(月) 19:53:15.70 ID:9uRBUW4SO
ちょっと一つ訂正をば。
>>239 2行目
誤:さながら鍵穴が刃物であるかのように。
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