30: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/05/14(月) 06:38:27.38 ID:7tHnqN7P0
刻命「おっと、崩れないとは思うが、通れるだろうか」
目の前に現れた変化に、一瞬立ち止まる。
天井の板が床にまで垂れ下がっていて、それが廊下を歩く妨げになっている。
念のためにさらに崩れないかを確認しながら、垂れた天井と床の間にできた隙間を潜り抜ける。
幸い、できている隙間は、大柄な刻命の体を通すぐらいの大きさだった。
刻命「大丈夫だろうけど、気をつけて」
初春「は、はい」
四つんばいになるような形で、隙間を潜り抜ける。
小柄な初春であれば、通り抜けるには余裕の大きさだった。
もっとも、いつ崩れるかわからない。
机や窓みたいに空間に固定されていればいいのだが、そうとも限らないとも言えるので、ひやひやしながらではあるが。
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