過去ログ - 美希「ハニーの日記」
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148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/06(日) 13:59:24.66 ID:4OHICboIO



149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]
2012/05/06(日) 14:01:47.07 ID:a+tttGNDo


明るい黄色ってアレか、ピヨちゃんのイメージカラーか


150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/06(日) 14:06:06.39 ID:S5yfoIE7o
最後の日記を読み終えて、女性は、古ぼけて擦り切れて色あせた日記を閉じた。
彼女のしわの出た手が日記を強く掴む。

これを見つけたのはつい先ほど、ものぐさな彼女が珍しく押入れの整理をしているときだ。
この日記は、段ボールの中に整頓されて入っていて、全部で20冊を越えていた。
以下略



151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/06(日) 14:09:57.51 ID:S5yfoIE7o
彼女――旧姓:星井美希は歳を重ねても変わらずきれいな髪を揺り下げて、何年ぶりかの歌を口ずさんだ。

教えてハニー
未来は何色?

以下略



152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/06(日) 14:14:10.02 ID:S5yfoIE7o
あぁ。ご飯の用意をしなくちゃ。
彼女は思い出した仕事に、歌うことを切り上げ、部屋に戻ろうとした。

すると、生垣の向こうをパタパタと走る音が聞こえる。
どうやら生垣の向こうにちゃんとした観客がいたようだ。
以下略



153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/06(日) 14:17:45.77 ID:S5yfoIE7o
「お歌はね、また今度唄ってあげるね」
孫の頭を優しくなでている彼女の顔に昔のようなお転婆気はなく、母の顔をしている。
「早かったね、遊園地。晩ご飯食べてくると思ってたのに」
彼女は今日の娘たちの予定を思い浮かべて言った。
「この子がね、お母さん一人だとかわいそうってわめきだしたの。もう大変だったんだから」
以下略



154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/06(日) 14:21:10.86 ID:S5yfoIE7o
「そういえば、お父さんは?」
彼女は不在の夫のことを聞いた。
彼女は娘が出来てから、夫のことを【ハニー】というのをやめた。
それにあわせて口癖だった「なの」と一人称の「ミキ」というのも極力控えるようにしている。
もういい歳だし、落ち着きたいからだそうだ。
以下略



155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/06(日) 14:25:26.82 ID:S5yfoIE7o
家の中に娘たちが入っていき、彼女も入ろうとしたら後ろから妨害された。
「ただいま。美希」
「おかえりなさい。浮気者」
最愛の夫が帰ってきた。
「おいおい。いきなり浮気者ってなんだよ」
以下略



156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/06(日) 14:28:14.23 ID:n21qkeS6o
待った甲斐があるな
終わりそうなのが残念だ


157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/06(日) 14:30:00.96 ID:S5yfoIE7o
「おいおい。じゃあどうしたら言ってくれるんだよ?」
「そうね。じゃあ「俺は美希だけを愛しています。娘に欲情するなんてことは一切ありません」って言ってくれたら、いいよ?」
「俺は美希だけを愛しています。娘に欲情するなんてことは一切ありません」
即答だった。
あまりにも早い返答に、彼女は目をぱちくりさせていたが、気を取り直して、
以下略



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