過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 13:57:15.25 ID:6vN6cDjl0
学園都市最南端に位置する地下実験場入口に、二人の警備員が立っていた。
二人はただの警備員ではなく、潮岸に雇われた猟犬部隊でもある。
硬い扉の前に立つ彼らは何人たりとも通さないとでも言うかのようにライフルを両掌にしっかりと持ち、暗闇を睨む。
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:04:55.71 ID:6vN6cDjl0
今施設内にいるのは拉致してきた要人数名と技術者が数名、後は猟犬部隊と潮岸の直属の部下二名だけだ。
警備員A「……アポはとってあるのか?」
女性「は、はい。アイシャと言えば伝わると思います」
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2012/05/17(木) 14:05:30.13 ID:6vN6cDjl0
アイシャ「そんなものを私に向けないでちょうだい」
そう言ってアイシャ、またの名を、心理定規は警備員Aの頭に手を置きつつ空いている手で指を鳴らす。
心理定規(この二人の心と私の距離を25に設定)
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2012/05/17(木) 14:07:35.90 ID:6vN6cDjl0
心理定規「初春、聞こえるかしら?」
初春『は、はい』
心理定規「管理室へのハッキングはどう?」
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2012/05/17(木) 14:08:53.18 ID:6vN6cDjl0
ステファニー「……仕方ないですね」
ステファニーは争う二人に近づくと、持っていた愛用の機関銃の銃底で二人の頭部をすばやく殴る。
意識を刈り取られた二人は地面にくたりと倒れた。
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:11:08.23 ID:6vN6cDjl0
心理定規「さて」
そう言って心理定規は着ていたドレスを脱ぎ出す。
ステファニー「ぶっ! 何してるんですか!?」
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2012/05/17(木) 14:12:43.16 ID:6vN6cDjl0
心理定規「何してるの? 潜入任務なんだから迅速に行動しなさい」
既に下着一枚となった心理定規が何くわぬ顔で言う。
寒い夜だというのに心理定規はその白い肌を現わにし、美しいくびれを晒し、白い下着は整った胸を完璧に隠している。
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:14:20.27 ID:6vN6cDjl0
施設内に侵入した心理定規とステファニーの行動は迅速だった。
初春のガイドに従い、施設の所々に設置されているコンソールにデバイスを差込、セキュリティの掌握を図る。
初春は心理定規とステファニーが歩く道筋に設置されている監視カメラをハッキングし、二人の姿をカメラに写さないように細工する。
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:19:37.47 ID:6vN6cDjl0
三階層目の管制室にて、杉谷と潮岸は幾つものモニターを眺めていた。
潮岸「欠損情報<ロスト・データ>の復元はどこまでできた?」
杉谷「報告によると93%だとか」
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:23:03.12 ID:6vN6cDjl0
ステファニーは二階層目で計画通りに起爆装置を設置すると、無線機を取り出す。
ステファニー「初春、こちらの準備は完了した」
初春『了解です。後は心理定規さんを待つだけですね、一階層が一番広いですから、あと少しかかると思います
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:26:55.54 ID:6vN6cDjl0
曲がり角から出てきたのは一言で言うと人間冷蔵庫だった。
赤い2ドアの冷蔵庫に身を包み、男は両腕両足、そして頭だけを出している。
茶髪の髪を揺らし、男はゆっくりとステファニーへと近づいてくる。
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