過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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340:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 17:55:12.34 ID:Hyxgfhdm0
削板「く、はははは!」

腹を抱えて大声で笑う削板に対し、雲川は顔を赤らめる。

雲川「む、笑うやつがあるか」

削板「はは、悪い悪い。ついな」

ひとしきり笑った削板はあらためて雲川に向き直る。

削板「その根性、気に入ったぜ雲川。けどな、俺は女を殴らねぇ。俺の根性に反するからな」

謝ってくれただけで十分だ、そう言ってやろうとしたが、その前に雲川が削板の胸倉を掴む。

雲川「ダメだ、それでは私の気が済まない」

削板「な、雲川?」

雲川「女を殴れないというのなら私が手伝ってやろう」

削板「へ?」

またしても間抜けな声を発する削板に、雲川は大きく頭を振りかぶり、
同時に力の限り掴んでいた削板の胸倉を己に引き寄せ、盛大な頭突きを己の鼻っ柱に直撃させた。

削板「痛い!」

雲川「ぐぅ!」

削板は激痛が走ったでこを抑えるが、鼻に頭突きを食らった雲川はその非ではないだろう。

実際、雲川の鼻からは血が一筋滴っている。

雲川「こ、これで、チャラだろう?」

眉をひくつかせて雲川は言う。


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