106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/21(月) 10:59:02.06 ID:QZJMbgLX0
私は彼女と組む事が決まった時に京子との事を話した。彼女と、鏡子とこれからの道を共に歩んで行くにあたって、京子の事は絶対に話さなければいけない事だと思ったからだ。
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/21(月) 11:01:02.64 ID:QZJMbgLX0
彼女の性格は幼い頃の気の弱かった京子と、中学生の頃の天真爛漫な京子を足して2で割った様な感じだった。今考えると気の弱い京子も天真爛漫な京子も、変わらずに好きだったのだと思う。やっぱり私はその時その時の自然な『ありのままの京子』が好きだったのだと改めて思う。だからあの時、頭を打って強制的に性格が変わってしまった京子を受け入れられずに、その反動もあって京子の事が好きなんだ。と自覚したのだと思う。
そして今。私の前にいてくれる『鏡子』。京子と容姿や雰囲気はそっくりだけど、やっぱりどこか違う『きょうこ』。私はそんな彼女にどんどん惹かれていっている。
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/21(月) 11:02:38.95 ID:QZJMbgLX0
鏡子「結衣さん」
そんな事を想っていると、彼女が私に声を掛けて来た。
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/21(月) 11:04:01.54 ID:QZJMbgLX0
彼女の優しさが心遣いが素直に嬉しかった。そして愛おしかった。
そうだっ。彼女は京子とは違う。幾ら似ていると言っても生き写しだったとしても、彼女は『斎藤 鏡子』は『歳納 京子』とは違う。
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/21(月) 11:05:03.62 ID:QZJMbgLX0
私は未だ心のどこかで彼女を『歳納 京子』と重ねているのかもしれない。そして彼女もそれに気付いているのだと思う。それでもその事を受け入れた上で、私を慕ってくれているのだと思う。
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/21(月) 11:06:47.84 ID:QZJMbgLX0
それじゃあ駄目なんだ。
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/21(月) 11:09:02.38 ID:QZJMbgLX0
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/21(月) 11:12:54.20 ID:QZJMbgLX0
結衣「鏡子……」
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/21(月) 11:25:50.59 ID:QZJMbgLX0
とりあえず、これでお終いです。
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2012/05/21(月) 11:37:41.10 ID:qHeRLwvAO
おつ!
依頼忘れずにね
まさか鏡子の従姉ってスミーr…
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/05/21(月) 17:11:08.77 ID:3WXqARBoo
乙でした
とても面白かったですが
今度はオリキャラに頼らず書いてほしいです
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