過去ログ - 垣根「言ってるだろう、俺に常識は通用しねえって」
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117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:33:29.97 ID:+VJVaTs+o
……???なんだ、こりゃあ?

俺は気が付けば、何もない真っ暗な空間にいた。
光も、音もない。
俺の意識だけがそこにあるような状態だった。
以下略



118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:34:43.62 ID:+VJVaTs+o
勿論目の前のこいつが飾利のわけはない。大方、幻の類だろう。

本人は今も学園都市の外で暮らしているのだから。

だが、わざわざ飾利の姿を取って俺の前に出現するとは、幻のくせにサービスが行き届いてやがる。
以下略



119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:39:00.17 ID:+VJVaTs+o



『…………fhbdosfhvn .xghhloaifhdhnvg;asroltjs;,c/zsdrpt6i435fnva:/ou4hrnw;ngwo;o5ujhtwnfg;se5uj;tfnsgr8g5h48g48h4sh4d9w
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以下略



120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:39:57.18 ID:+VJVaTs+o
な、何だ?こいつは何を言ってやがる???

目の前の『飾利』が発した言葉は、何らの法則性も見出せない、理解不能な言語だった。
全く意味が分からねえ。そもそも意味なんかあるのか?

以下略



121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/05/24(木) 21:41:46.42 ID:UoV1fH05o
おーい志村ー未元物質じゃなくていいのかー


122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:42:17.68 ID:+VJVaTs+o
その翼を見た瞬間、俺の中の何かが覚醒した。


さっきまで意味が分からなかった『飾利』の言葉が、手に取るように理解できた。
俺は『飾利』の発する異界の言語を、頭の中でこの世界の言語に翻訳していく。
以下略



123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:43:17.65 ID:+VJVaTs+o
「テ、テメェ何なんだそれは……?」

少女の声が聞こえる。
先ほどまでとは違う、驚愕と、狼狽の混じった声色だった。

以下略



124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:45:10.79 ID:+VJVaTs+o
あの瞬間、『飾利』が俺に伝えたもの。
それは、教科書に書いてあることを悉く否定する、奇天烈な物理法則と、それらを加不足なく解き明かす方程式だった。

「(あの一瞬、確かに俺は、それら全てを理解した……)」

以下略



125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:49:44.10 ID:+VJVaTs+o
俺の背中に生えていた翼は、さっき見た『飾利』に生えていたそれと、瓜二つであった。


おいおい、確かに何なんだこいつは?

以下略



126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:50:45.48 ID:+VJVaTs+o
「な、なめてんじゃねえぞこのメルヘン野郎が!!!」

少女が起き上がり、ビームを放ってくる。

だがそれも、俺の翼には傷一つつけることはできなかった。
以下略



127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:51:45.73 ID:+VJVaTs+o
形勢は完全に逆転した。
もはやこの少女は、満身創痍の今の俺にすら、脅威とはなりえない。


「ちきしょおおお!!!!!
以下略



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