過去ログ - 垣根「言ってるだろう、俺に常識は通用しねえって」
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158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 19:34:21.47 ID:xPzeoFsio
飾利が本当にこの街に来たのかは知らない。

少なくとも暗部においてはその名は聞こえてこない。
ただ出来れば、この深い闇を抱える街には来ていてほしくはなかった。

以下略



159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 19:36:09.42 ID:xPzeoFsio
今の俺を見たら、飾利は何と思うだろうか。


俺を恐れるだろうか。

以下略



160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 19:39:37.47 ID:xPzeoFsio
血に染まったこの手では、二度とあいつの頭を撫でてやれないだろう。

闇に曝され続けたこの身体では、二度とあいつと共に陽の当たる世界を歩けないだろう。


以下略



161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 19:42:38.54 ID:xPzeoFsio
計画実行を間近に控えたある日、俺は、一人で街中を歩いていた。

現場の今一度の下見と、高翌揚しがちな気分を落ち着けるためだ。


以下略



162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 19:44:47.66 ID:xPzeoFsio
「……ひゃー、今の人、凄いかっこよかったねー。学園都市にも、あんなイケメンがいたんだー。」

「……」

「あれ、どうしたのさ初春?ボーっとしちゃって?」
以下略



163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 19:46:28.38 ID:xPzeoFsio
「へえ、いつか迎えに来るとか、なかなかロマンチックな人だね。
 でも今も学園都市にいるなら、そのうち運命の再会とかしちゃったりして?
 いやいや、初春もなかなか隅におけないねーこのこのーーー。」

「ちょ、ちょっとー、からかわないでくださいよ佐天さーーーん。」
以下略



164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 19:49:25.93 ID:xPzeoFsio
10月9日 学園都市第七学区 窓の無いビル


「ふむ、とうとう彼が動き始めたか……」

以下略



165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 19:51:18.33 ID:xPzeoFsio
「どうやら、『スクール』が動き始めたようだ。
 あの日私の寝首を掻くと息巻いていた彼だが、とうとう準備が出来たようだな。
 彼らはピンセットを強奪し、それを用いて滞空回線から私の情報を入手し、
 それを元にその後私の元にやってくる手はずのようだ。
 つい先程、いくつかの暗部組織を『スクール』討伐に向かわせたよ。」
以下略



166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 19:53:29.78 ID:xPzeoFsio
「『グループ』に今回の案件を通達した以上、彼と一方通行が対峙する可能性は高い。
 そうなれば、敗者はおそらく死ぬことになるだろう。
 だが、その勝者がどちらであっても、絶対能力者とはいわずとも次のレベルに進める。
 そうなれば、『プラン』は更に短縮できる。」

以下略



167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 19:56:10.29 ID:xPzeoFsio
「一方通行に殺されるか、私に殺されるか、それとも私を殺し、更なる闇の底に沈むか。
 いずれにせよ、垣根帝督に待っているのは絶望の未来だけだ。
 ……いや、もし『彼女』が介入すれば、全く違う結末もありうるかもしれない。
 その可能性は、まさしく那由他の彼方だが。」

以下略



168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/26(土) 20:03:02.17 ID:xPzeoFsio
>>1です。
☆が思わせぶりなことを言ったところで、今日はここまで。


スレ立て直前までは二人がすれ違うところで終わりだったんだ。
以下略



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