過去ログ - 許嫁「末永く宜しくお願い致します!」その5
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261: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:06:08.71 ID:11Go0j4AO

この日は雨で、男くんと二人トランプをしていた時だったろうか。
めったに人の訪れない我が家に、突然インターフォンの音が鳴り響いた。

私がインターフォンに出ると、知らない人たちが男くんを出せ、と喚き立てていた。
以下略



262: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:10:35.93 ID:11Go0j4AO

○月×日

今日は初めての遊園地。

以下略



263: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:15:01.28 ID:11Go0j4AO

再びお父さんの休日がやってきた。

最近ではずいぶん身体の調子が良くなり、一日の殆どをベッドから離れて生活することが出来るようになっていた。
病は気から、とは言うが、本当にそうなのかもしれない。
以下略



264: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:16:39.36 ID:11Go0j4AO

○月×日


お父さんが死んだ。
以下略



265: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:18:16.99 ID:11Go0j4AO

お父さんが死んだ。

会社帰りの交通事故だったそうだ。

以下略



266: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:19:20.05 ID:11Go0j4AO

○月×日

今日はお父さんのおそうしきをあげた。

以下略



267: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:21:11.32 ID:11Go0j4AO

お父さんの葬式は、顔も見た事がないような遠縁の親戚の人が喪主を勤め始まった。

私も男くんも、正直このとき何がどうなっているのかさっぱり理解出来ていなかった。
ただ、わかっていたのは優しかったお父さんが居なくなった事。
以下略



268: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:24:19.01 ID:11Go0j4AO

○月×日

男くんがしせつに連れて行かれてしまった。
弟とはなればなれにされてしまった。
以下略



269: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:26:20.01 ID:11Go0j4AO

親戚の話し合いの結果、まず男くんが施設へ入れられる事になった。
親族である私の引き取り先ですら揉めている状況で、誰も男くんを引き取る人はいないと判断されたからだ。

男くんと離れ離れになってしまう。
以下略



270: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:28:45.32 ID:11Go0j4AO

○月×日

男くんのおじいさんに引き取られる事になった。

以下略



271: ◆vF1GrLS8msUg[saga]
2012/06/27(水) 21:30:38.76 ID:11Go0j4AO

引き取り先が決まらないまま、一人途方にくれていた所に、見知らぬおじいさんが現れた。

長い髭も髪も真っ白な、貫禄のある怖い顔をしたおじいさん。
でも、その目はなぜか優しく私を見つめていた。
以下略



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