過去ログ - 妹「なぜ触ったし」
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194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/02(土) 00:55:23.39 ID:Z82NHMvIO
おっつん


195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/02(土) 13:30:33.28 ID:QvK0WMpCo
181-2 もし → もしかしたら


196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:31:26.50 ID:QvK0WMpCo


 幼馴染は「どうかしたんですか?」とでも言いたげに俺の顔を見た。
 泣き出したい気持ちになる。

以下略



197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:31:55.27 ID:QvK0WMpCo

 どうして、と俺は「みー」に訊ねた。彼女はどうして平気そうにしているのだろう?

 彼女は、それまで俺と話さなかったのが嘘だったように、すらすらと言葉を並べ始めた。

以下略



198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:32:21.65 ID:QvK0WMpCo

「だいいち、わたしが最初から、真正面から彼に話しかけてみればよかったわけで、面倒な手を選んだりしたから――」

 違う、と俺はまた否定したくなる。この結果は彼女の行動が原因じゃない。
 彼女とは無関係の場所で起こったことだ。彼女の行動はなにかの原因になったりしなかった。影響を与えたりしなかった。
以下略



199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:32:47.71 ID:QvK0WMpCo

 俺が何も言えずにいると、彼女は言葉を重ねた。

「いいんです、本当に。機会をもらっても、上手く活かせなかったと思うから。自分でも何がしたかったのか分からない」

以下略



200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:33:14.35 ID:QvK0WMpCo

 何にこんなにイライラしているんだろう、と考えて、すぐに思い当る。
 それは身勝手な感情だ。俺は怒っている。

 彼女は安堵しているのだ。おそらく、タカヤに対して正面からぶつかっていかないで済むことに。
以下略



201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:33:41.73 ID:QvK0WMpCo

 廊下をひとりで歩いていて、俺はようやく気付いた。
 俺はけっしてこの事態に「たまたま」巻き込まれたわけじゃない。
 
 幼馴染が「付き合っているふりをしてくれ」と言ったとき、俺は自分の意思で頷いたのだ。
以下略



202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:34:08.29 ID:QvK0WMpCo

 教室に戻るとタカヤが席についていた。
 彼はモスと一緒に何かを話している。俺は気分が優れないまま近付いた。

「どうした?」
以下略



203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:34:34.22 ID:QvK0WMpCo

「なんで今日だったんだよ」

 と俺は訊ねた。

以下略



204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:35:00.44 ID:QvK0WMpCo

 彼は思いついたような表情で、俺に向かって訊ねた。

「そういや、お前は? どうやって彼女に告白したんだ?」

以下略



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