過去ログ - 妹「なぜ触ったし」
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241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/04(月) 15:45:15.40 ID:zLN0eH15o

 俺が黙ったままでいると、幼馴染は言葉を繋いだ。

「きみだってそうなんじゃないですか?」

以下略



242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/04(月) 15:46:27.30 ID:zLN0eH15o

 少し考え込む。思いつくフラストレーション。ないではない。でも、だからといって、それをどうこうしようという気分にはなれない。

「世の中の大半の感情は、ひょっとしたら『一時の気の迷い』なのかもしれないね」

以下略



243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/04(月) 15:46:53.31 ID:zLN0eH15o

 とにかく、と彼女は言う。

「わたしは取り戻すのです。そのために努力を重ねるのです」

以下略



244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/04(月) 15:47:19.62 ID:zLN0eH15o

「わたしも手伝います」

「なにを?」

以下略



245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/04(月) 15:48:35.69 ID:zLN0eH15o

 俺がなくしたものってなんだろう。なくしたもの。取り戻したいもの。それはそのまま、欲しいものを指す。
 俺の中の指向性。俺の中の方位磁石。どこを指しているんだろう?
 失われてしまった指向性。身勝手なほどの自己中心性。自分の意思。俺は何がしたいんだったっけ。

以下略



246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/04(月) 15:49:03.56 ID:zLN0eH15o

「これ以上『みー』のことに関われないというのは分かってます。あの子の問題です」

 そりゃ、そうだ。そんなにあっさり言われてしまうと、抵抗はあるが。

以下略



247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/04(月) 15:49:35.03 ID:zLN0eH15o

 俺は溜め息をついた。

「まぁ、場合によっては協力するよ」

以下略



248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/04(月) 15:50:06.88 ID:zLN0eH15o
つづく


249:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/06/04(月) 17:25:27.96 ID:rtvcePqBo



250:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/06/04(月) 17:49:36.17 ID:O5P+kSfuo
いいなあ幼馴染


251:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/04(月) 19:12:34.08 ID:i5ClRSbIO
おっつん
敬語の幼馴染は最強だ


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