252:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]
2012/06/04(月) 19:27:35.15 ID:P5e8aqCEo
いいなあ、きみ。
253:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/04(月) 19:29:15.35 ID:R5k4jYdIO
乙ぱい
こんな幼馴染がいる時点で勝ち組だろ
254:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/05(火) 14:40:50.75 ID:MUw0mT8io
「でも、付き合ってるのが嘘だったならさ」
と、タカヤが訊いてきたのは翌日の朝だった。
255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/05(火) 14:41:29.14 ID:MUw0mT8io
俺は答えに窮する。タカヤに対して嘘をついたりはしたくない、と言ったものの、ここで本当のことを言ってはまたややこしいことになる。
それに、「みー」に申し訳が立たない。たかだか数人の人間が集まっただけで、どうしてこんな面倒が起こるのだろう。
俺は半分だけ正直に答えた。
256:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/05(火) 14:41:57.81 ID:MUw0mT8io
タカヤがしたものと同様の疑問を、俺は幼馴染に投げかけねばならなかった。
「なんで、もう嘘をつく必要もないのに、付き合ってるふりを続けたんだ?」
257:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/05(火) 14:42:28.06 ID:MUw0mT8io
「もちろん、冗談です」
彼女は言いながら膝の上の弁当を箸でつつく。俺たちは昨日と同じように中庭で昼食をとっていた。
258:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/05(火) 14:42:54.47 ID:MUw0mT8io
俺は少し安堵した。まさか幼馴染だって、彼女をひとりぼっちで放ってきたりしないだろうと思ってはいたが。
「みーのこと、気になります?」
259:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/05(火) 14:43:21.99 ID:MUw0mT8io
「もちろん、冗談です」
四六時中冗談を言っているような奴なので、ときどき本気と冗談の区別がつかない。
260:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/05(火) 14:43:48.20 ID:MUw0mT8io
「でも、タカヤくんって、先輩にはまだ告白してませんよね?」
彼女は俺の顔を見上げた。
261:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/05(火) 14:44:15.36 ID:MUw0mT8io
「でも結局、あのままなら同じだったと思います。わたしたちだって、先輩と一緒に居たら疲れましたし」
「バッサリ言うなぁ」
262:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/05(火) 14:45:07.64 ID:MUw0mT8io
そろそろ話してもいいか、という気分になっていた。
普通に考えれば軽蔑されるだろうが、それならそれで仕方ない。自業自得。俺は楽観的だった。
「実は、このあいださ」
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