345:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[sage]
2012/06/08(金) 19:28:06.96 ID:IaHHyApMo
八つ当たりにもほどがある
346:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/08(金) 19:34:44.34 ID:iuRKoskno
走ってきちゃう先輩かわいい
347:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/08(金) 20:53:30.12 ID:WrBMdpC5o
茶髪ェ・・・・・・
348:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 11:52:40.36 ID:sAYgZV8xo
その日の夜、俺は熱を出して寝込んだ。
ベッドの中でうんうんと唸りながら、俺は一心に茶髪を呪う。
あの野郎散々好き勝手言いやがって、今に見てろよ。
349:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 11:53:07.22 ID:sAYgZV8xo
「昔から誰かと喧嘩するたびに熱出すもんね、兄さん。なんで?」
「知らん。いいからあっちいけ」
350:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 11:53:54.94 ID:sAYgZV8xo
頭がぼんやりして、耳鳴りがする。俺はなんだか苦しい。
茶髪、あの野郎、いったい何のつもりなのだ。俺が何をしたっていうのだ。
なんだって見ず知らずの人間に真正面から嫌いだと言われたりしなきゃならないんだろう。
351:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 11:54:50.63 ID:sAYgZV8xo
「何か飲み物でも買ってくるから」
「いいよ別に」
352:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 11:55:22.80 ID:sAYgZV8xo
知ったことか、と俺は拗ねる。どうせもうすぐ冬休みだ。みんな俺のことなんて忘れる。
最初から気にもされていないのだ。うん。
……ちくしょう、誰がパパだ。くそう、あの茶髪野郎、そのうち泣かす。
353:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 11:56:28.89 ID:sAYgZV8xo
妹が帰ってきて、俺の部屋のドアを叩いた。
飲み物を置いたらそのままいなくなるかと思ったのだが、椅子に座って本を読み始める。
俺は眠りたかったが、なんとなく眠れなかった。
354:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 11:56:55.34 ID:sAYgZV8xo
「嘘だ。怒ってなかったら俺を避けたりしない」
「避けてないよ、別に」
355:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/09(土) 11:57:27.89 ID:sAYgZV8xo
「分かったよ。もう訊かない」
俺が言うと、妹は少しだけほっとしたような表情になる。
こっちが悪いことでもしたような気分になる。いや、したのだけれど。
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