368:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2012/06/09(土) 14:25:25.02 ID:mKqpljDG0
妹はホモ好きか
369:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/06/09(土) 19:44:04.26 ID:G5fTNHRGo
いつの間にか引き込まれて続きが気になる
370:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 15:36:24.81 ID:+kD5xfkMo
翌日の朝、熱はすっかり下がっていて、俺は普通に登校することができた。
いつものことだ。ときどき原因不明に発熱する。面倒な体だ。
俺と妹は久しぶりにぎこちなさもなく朝の時間を過ごすことができた。
371:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 15:37:37.16 ID:+kD5xfkMo
俺はコーヒーを一服してニュースを眺める。窓の外の空は雨でも降りだしそうな気配がしている。
俺たち三人は冬の朝の静かな街を並んで歩いた。風すらない。人の気配がない。
師走というわりには、なんとも穏やかな朝だ。
372:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 15:38:03.46 ID:+kD5xfkMo
「犬? 野良?」
「飼い犬。夕方になると飼い主と一緒に散歩に来て、しばらくあそこで休んでいくらしいんですけど」
373:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 15:38:30.96 ID:+kD5xfkMo
「犬が、未来予知するの?」
「って噂です。詳しい話は知らないですけど」
374:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 15:38:57.41 ID:+kD5xfkMo
「決めた!」
という叫び声が、教室に入った途端に聞こえた。
タカヤの声だった。俺はまた何か厄介な事態が起こるのかと頭痛を感じる。
375:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 15:39:43.14 ID:+kD5xfkMo
何かを言うとろくなことにならない気がしたので、俺は口を挟まなかった。
タカヤの決意は固い。こいつはそんなに先輩が好きなのだろうか。
たぶん違うような気がする。
376:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 15:40:14.45 ID:+kD5xfkMo
「朝からなんて話をしてるんですか、きみたち」
後ろから声がして、振り向くと幼馴染がいた。
こういう意味不明な登場の仕方をする奴が多いから、物事が厄介になっていくのだ。
377:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 15:40:49.90 ID:+kD5xfkMo
俺はいまいちタカヤの恋心を信用しきれない。
話せるようになった数少ない女子に、優しく接してもらったから、それを恋愛感情と誤解しているのではないか、という気がする。
もちろんだからどうというのではない。そういう形から発展していく関係もあるのかもしれない。
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