過去ログ - 妹「なぜ触ったし」
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760:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 22:07:51.04 ID:yIyBOkhco

“あなたみたいな人を好きになる女の子なんて、どこにもいないよ”

 アキは呪いでも掛けるように、ことあるごとに俺にそういう言葉を向けた。
 大抵の場合は人間性や生活態度について貶められた。
以下略



761:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 22:08:16.86 ID:yIyBOkhco

 それに比べて――この“アキ”はなんだ?

 けっして以前のような歪さが損なわれているわけではない。
 むしろ影にひそんでいる分、その歪みは以前よりも強まっているように感じられる。
以下略



762:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 22:08:42.91 ID:yIyBOkhco

 そう考えて、俺はたまらない罪悪感に駆られる。
 俺に、そんなことを考える資格はあるのだろうか。

 だが、なぜそんなことを思うのか、まったくわからなくなる。
以下略



763:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 22:09:10.73 ID:yIyBOkhco

「だめ?」とアキは言った。

「だめ」と俺は答える。
 
以下略



764:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 22:09:39.45 ID:yIyBOkhco

 翌日の朝、モスとタカヤから連絡があり、どこかで会わないかという話になった。
 俺たちは駅前のマックに集まった。モスが言うので幼馴染にも電話を掛けた。

 彼女はまだ以前どおりという雰囲気ではなく、少なからず暗い気分を引きずっているように見える。
以下略



765:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 22:10:08.80 ID:yIyBOkhco

 特に、目の前にいる幼馴染に関してはどうしても気になってしまう。
 一度アキについての話をしたとき、彼女は平然としていたのに。

 それなのに、じっさいにアキと会い、目が合っただけで、ひどく憔悴しているようにみえる。
以下略



766:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 22:10:35.27 ID:yIyBOkhco

 幼馴染はまったく口を開かなかった。やはり何かを訊ねるべきなんだろうか。

 俺にはいつだって、彼女の考えていることがさっぱりわからない。
 だから、どこまで訊いていい話なのか、まったくわからない。それは俺に関係のあることなのか?
以下略



767:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/30(土) 22:11:01.92 ID:yIyBOkhco
つづく


768:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/06/30(土) 22:25:02.17 ID:GidL2pHho

幼馴染心配だ


769:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/30(土) 22:57:14.47 ID:4WVfrF/Po
おつ


770:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/30(土) 23:29:17.85 ID:MNcPcLTIO
おっつん


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