792:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:22:20.12 ID:3WNZ2/ouo
言いかけて、結局彼女は口籠った。
「……アキと関係があるの?」
793:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:22:53.38 ID:3WNZ2/ouo
「いいよ。でも言いたくなったら言えよ。あんまり心配かけるな」
「……心配したんですか?」
794:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:23:19.52 ID:3WNZ2/ouo
どこか行きたい場所があるのだろうか。それとも、何か思うところがあるのか。
「……いえ。いいです」
795:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:23:47.46 ID:3WNZ2/ouo
ぽつりと、幼馴染が声を漏らした。
「どうせ……」
796:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:24:16.49 ID:3WNZ2/ouo
「乾いたの。俺は。コンビニ寄ろうぜ」
「じゃあわたし、先に帰ってます」
797:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:24:42.27 ID:3WNZ2/ouo
最初、幼馴染は抵抗とも言えないような抵抗をしたが、やがてそれもなくなり、連れられるがままになった。
こいつの考えていることはさっぱり分からない。
俺は本当はこいつの腕をとるべきじゃないのかもしれない。
798:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:25:09.27 ID:3WNZ2/ouo
コンビニで飲み物を買って、帰路につく。
彼女は軒先で500mlのコーラのキャップを開けて飲んだ。一口で半分ほど減った。
自棄になったような飲みっぷりだった。
799:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:26:01.72 ID:3WNZ2/ouo
最初に、幼馴染がそれに気付いて、立ち止まった。
俺は立ち止まった幼馴染を怪訝に思い、振り向く。
それから彼女の視線の先を追いかける。
800:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:26:27.79 ID:3WNZ2/ouo
つづく
801:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/07/01(日) 17:27:52.40 ID:vhkD+D3fo
乙
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