463:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:40:00.30 ID:zo/zVMQg0
「ん、4000円ね」
「……え?」
聞き間違いかと杏子は思った。
確かに杏子は満足していたが、お世辞にも量が多かったというわけでもないし、高級であったとも思えない。
一般的なエビフライ定食にしては、いささか色が付き過ぎているのではないだろうか。
「うちの定食は気紛れだからね。諸々の材料費込みで」
「だ、だからって……」
反論の言葉を、しかしぐっと飲み込むことで平静を保つ。
今日はそんなくだらない争いをしに来たのではない。
そうだ。
ただ、美味い物を食べに来ただけなのだ……!
値段など、どうでもいいではないか。
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