過去ログ - 伊織「だって、あんたが好きだから」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:40:04.75 ID:baZeknNso
  
  
  
  
  
  
 コツン。 
  
 頭にプロデューサーのおでこが当たる。 
  
 伊織「……へ?」 
  
 P「んー、熱はなさそうだな。体調管理も仕事のウチだぞ。しっかりな」 
  
 P「それに、最近暑いからな……」 
  
 P「うちのアイドルもなんか元気ないやつ多いし……」 
  
 まさか、額と額をくっつけて熱があるかどうか確かめるなんて。 
  
 期待した私がバカだった。 
  
 そうだ。 
  
 こいつはこういうやつだ。 
  
 人の気持ちがわからないのだ。 
  
 P「今日は早く帰ってゆっくり休め」 
  
 P「疲れも溜まってるだろうからな」 
  
 気をきかせて欲しいのはそういうところじゃないのに。 
  
 伊織「そんなことわかってるわよ!」 
  
 P「そうか……それじゃ、やよい。行こうか」 
  
 やよい「はい!それじゃ、伊織ちゃん、また今度もやし祭りしようね!」 
  
 伊織「……ええ。また今度……」 
  
 やよいとプロデューサーは手を繋いで事務所からでていった。 
  
 その姿はまるで仲のよい兄妹のように見える。 
  
 その姿を見送る私の胸はまたしても痛んだ。 
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